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 | PowerVault シリーズってご存知ですか?



Dell EMCはサーバー製品をPowerEdgeという名前でラインナップしているのはご存知かと思いますが、このPowerEdgeと名前
が似ている製品でPowerVaultという製品があるのはご存知でしょうか?
PowerVault製品を簡単に言ってしまうと、ストレージ製品という位置づけになるのですが、PowerVault製品は単体で使うも
のではなく、PowerEdgeと組み合わせて使っていただくことで幅広い提案が可能になります。しかも価格メリットもあり、
実はPowerEdgeとセットで扱っていただくととってもお得な商材になります。
PowerVault製品にはPowerEdgeをベースとした、Windows Storage ServerがプリインストールされたNAS製品やPowerEdge
サーバーの内蔵ディスクだけでは必要な容量が足りないような場合に、ディスク容量を大きく拡張できるPowerVault MD1000
シリーズ、PowerEdgeと組み合わせて外部ストレージとして主にサーバーのクラスタ構成を組むような用途で使われるMD3000
シリーズといった製品が存在します。また、Dell EMCにはTape装置も提供しており、実はTape装置もPowerVaultシリーズの
一部の製品として位置付けられています。
カテゴリー別に分類するとこのようなイメージとなります。



各シリーズについて、もう少し具体的なユースケースを考えながら、紹介したいと思います。

●NXシリーズ
NXシリーズは上記の通り、Windows Storage Server 2016がプリインストール(工場出荷時にはOSがインストールされた状
態で出荷)されるモデルとなっており、主にファイルサーバー用途で利用されることを想定して用意されたモデルとなります。
ベースとなるハードウェアはみなさまがよくご存じのPowerEdgeになります。名前こそ違いますが、PowerEdgeがベースとな
っており、ハードウェアが独自仕様になっているということもありません。

NXシリーズご紹介ページ
http://www.dell.com/jp/business/p/powervault-nx/pd

とにかく大容量のディスクが必要で、Windowsの機能による管理を行いたいというお客様には最適なモデルとなっております。
Windows Storage Serverは、同じWindows Server製品でもCAL(クライアントアクセスライセンス)が不要という点がメリッ
トで、これによるコストメリットを受けることができます。
NXシリーズは以下のような1Uのモデルと2Uのモデルがあり、とにかく大量のディスクが必要なお客様には2Uのタイプをお勧
めします。


また、ファイルサーバーとして使うとなるとファイルサーバーが予期せず停止してしまうと、業務に支障をきたしてしまい
ます。可用性という観点では単体のファイルサーバーで運用することにはリスクを感じる方もいらっしゃると思います。そ
ういう場合には、上記のNX3330を2台使い、配下にMDシリーズのストレージをつけてWSFC(Windows Server Failover Cluste
ring)を組み、可用性を高めたファイルサーバーを組むといった使い方をお勧めします。NX3330はクラスタを組むことを前
提としているため、NX3330に搭載できるディスクの数はわずかで、配下のストレージに大量のディスクを搭載することにな
ります。

●MDシリーズ
まず大前提となりますが、MDシリーズはこれだけ買っても意味がありません。サーバーと接続してこそ意味がある製品にな
ります。サーバーと接続することを念頭に以下を読んでみてください。
MDシリーズはストレージ筐体内に独立したストレージコントローラーを持つMD3000シリーズと、ストレージ筐体自体にはス
トレージコントローラーを持たず、サーバーに搭載したRAIDカード(RAIDコントローラー)でディスクを管理するMD1000シ
リーズがあります。搭載できるディスク容量に応じてラインナップが分類されることとなり、サーバーとの接続インターフ
ェース毎に名称が少しずつ変わることとなります。文字で表現すると分かりづらいので、以下の図を見てみてください。

サーバーとの接続方式はSAS、iSCSI、FCに大別されますが、どれがいいというの一概には言えず、ご要件やコスト的な観点
や導入に関する技術的な面などを考えて、ご選択ください。

MDシリーズご紹介ページ
http://www.dell.com/jp/business/p/powervault-md-series

MDシリーズはPowerEdgeと接続して使いますが、接続したサーバーで何でも自由に使えるというわけではありません。使う
にあたっては条件があります。例えば、MD3420というモデルをサーバーとSAS接続して使いたい、加えてサーバーに導入す
るOSはVMware vSphere6.5を使いたいというような場合には、そのようなハードウェアおよびソフトウェアがサポートされ
ている構成となるかの確認が必要となります。これはDell EMCのサポートサイトを見るとサポート情報がわかります。
サポートサイトにある以下の資料を見てみましょう。

Dell™ PowerVault™ MD Series Support Matrix



P32に記載があります。MD3420でサポートされた構成であることが分かりますね!Notes&required hotfixesにVMwareのHC
Lを見るように記載があるので、こちらも確認してみます。


VMware社のHCLの情報を見ても、指定した構成がサポートされている構成であることが確認できました。
この作業はちょっと手間かとは思いますが、MDシリーズに限らず世の中にあるストレージと言われる製品はサーバーやスイ
ッチ、テープ装置などと接続する際には条件が提示されています。各メーカーが機器間をつなぐときのサポート条件を定義
しているので、このような確認作業が必ず必要となります。MD3000との接続する際の確認の仕方については、簡単ですがお
分かりいただけたかと思います。見る場所さえ間違えなければ、さほど大した話でもありません。
このようにMD3000シリーズはサーバーと接続し、データの格納先として大容量のディスクを提供する製品となります。VMware
vSphereやMicrosoft Hyper-V環境で使われ、仮想マシンの収容先のディスクとして使われたり、NXシリーズで少し触れたWSFCで
構成されたファイルサーバーのファイルの格納先として利用されるような使われ方が多いです。サーバーとストレージでN
対1の接続ができる製品です。一方、MD1000シリーズは1台のサーバーにアクセス頻度が低い大量のアーカイブデータを保管
するようなケースやバックアップサーバーを準備する際にコストを抑えながら保管先のディスク容量を増やしたいような場
合に使われます。MD1000は専用のストレージコントローラーを備えていない分だけMD3000に比べ性能は低く、他のサーバー
とディスクを共有することができません。サーバーと1対1で接続する製品となります。

●TLシリーズ
Dell EMCではDataDomainという有名なデータ保護製品がありますが、LTO規格の磁気テープを使ったデータ保護製品も提供
しています。LTOの世代で言うとLTO-8に対応した製品も提供しています。



TLシリーズご紹介ページ
http://www.dell.com/jp/business/p/tape-backup-products?~ck=bt

テープ装置も同じですが、これ単体では利用することができません。PowerEdgeと接続して利用する製品となります。
上の図に示したライブラリやオートローダーは、サーバーとFibreケーブルやSASケーブルで接続する製品で、ライブラリと
記載のあるTL2000以上のモデルは多数の磁気テープを内蔵することができます。また、シングルドライブのテープ装置と記
載されている製品はサーバーのフロント部分に内蔵して扱うテープ装置になります。イメージとしては、テレビデオみたい
なイメージでしょうか?(テレビデオを知らない方はすみません!)多数のテープを内蔵させておくことはできませんが、
手軽にテープを利用したい場合には活用できる製品になります。
テープ装置は古くからある製品で、データを磁気テープにバックアップデータとして書き込み、その磁気テープを遠隔地に
移動・保管することで、本番環境のデータが何らかの形で失われた時や破損してしまった際に遠隔地にある磁気テープから
データを復旧させる用途で使われます。遠隔地にデータを保管するためには、物理的に磁気テープを輸送すればいいので、
輸送手段と保管場所が確保できれば十分です。遠隔地にサーバーやテープ装置を用意する必要はありません。
また、最近ではこのテープ装置を使ったLTFS(Linear Tape File System)という技術も利用できます。(LTFSを使う場合には
別途ソフトウェアが必要となります)磁気テープは、大容量化が進みテープメディアを使ったLTFSを使うことでテープ装置
ながらファイルサーバーを構成できるようになりました。TLシリーズはこのLTFSにも対応しています。

長くなりましたが、ここまでPowerVaultシリーズの紹介をしてきました。詳しい製品の説明が必要な場合は、弊社営業にお
問い合わせいただくか、弊社の製品カタログやWebページをご覧ください。

製品カタログ
http://www.dell.com/learn/jp/ja/jpbsd1/campaigns/pdf-download

パートナーセールスエンジニア 川奈部 真


 

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