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 | BOSSってなんだろう?~PartnerSEつぶやきブログ~



1.はじめに
OSブート用のデバイスには何を選んでいますか?
SSD?HDD?SDカード?用途に応じて、選択していることかと思います。

14Gサーバーからはブートデバイスとして、M.2 SSDを選択できるようになりました。
M.2 SSDはSSDの性能はそのままに、価格も安価、容量も120GB~240GBで扱いやすいストレージデバイスとなります。

今回はこのBOSSを取り上げて解説したいと思います。

少々前置きが長くなりましたが、BOSSは、OSブート用に最適化されたストレージデバイスで、
Boot Optimized Storage Solutionの略したものになります。
BOSSという名称はDell EMCが独自に使っている用語となります。


2.M.2 SSDってどんなもの?
M.2 SSDはM.2スロットに搭載可能なSSDカードのことを指しています。
M.2スロットに搭載できるSSDは小型で、1つのカードに2つのドライブを備えており、
最大2枚のSSDを搭載することができます。(下の図の赤点線で示した箇所)
図1.BOSSカード


この2枚のSDカードでRAID0またはRAID1を組むことができます。(必ずしも2枚搭載しなければならないものではありません。)
次にこのBOSSですが、サーバーのどの位置に取り付けられているでしょうか?

答えはここです。
図2.BOSSの搭載位置

サーバー背面の電源モジュールのすぐ横のPCIスロットに取り付けられることになります。
RAIDコントローラーに接続させるためのケーブルもつながっていないことがわかりますね。


3.サポートOSの情報
BOSSはブートデバイスとして活用できるパーツですが、どのようなOSをインストールすることができるでしょうか?
サポート情報を見てみましょう。

現在(2017年11月時点)BOSSがサポートしているOSは以下の通りです。
対応オペレーティングシステム
・Microsoft Windows Server 2012 R2
・Microsoft Windows Server 2016
・Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.9
・Red Hat Enterprise Linux バージョン 7.3
・SUSE Linux Enterprise Server バージョン 12 SP2
・VMware ESXi 6.0 アップデート 3
・VMware ESXi 6.5
※BOSSはサポート対象のOSのネイティブAHCIドライバを使用しますが、
OSバージョンによってはドライバのバージョンアップが必要となるケースがあります。
導入をする前に、以下のサイトで使用するOS毎にBOSS用のドライバが提供されていないかを確認するようにしましょう。
Dellサポートサイト
Dell.com/support


4.ユースケース
さて、このBOSSですが、どういうケースで使われることが多いでしょう??
最近よくご質問いただくケースとして、
・vSphereをインストールするのにSDカードではなく、BOSSを使ってもいいの?
・vSAN環境を作ろうとしているけど、BOSSをvSphereのインストール先として使いながら、
スクラッチパーティション(ログ領域)として使ってもいいの?
といったものがあげられます。

この質問に対する回答はどちらもYesが正解です。

vSAN ReadyNodeとして認定されている14Gサーバーでは、BOSSが搭載されています。
図3.vSAN ReadyNodeの情報

また、vSphereのスクラッチパーティションとして指定するためには、以下に記載のあるSSDの性能要件を満たす必要があります。
vSphere SSD とフラッシュ デバイスのサポート (2147723)
https://kb.vmware.com/s/article/2147723

ブートパーティション、コアダンプ、スクラッチパーティションを合わせて66.1TBWが最低でも求められます。
・ESXi Boot Device:2TBW
・ESXi Coredump Device:0.1TBW
・ESXi Logging Device:64TBW~

Dell EMCで採用しているM.2 SSDは、上記値を超える性能を持っているため、OS領域またスクラッチパーティションとして利用することができます。

【参考】
現在(2017年11月時点)、M.2 SSDで使用されているSSDはIntel製のS3520となりますが、TBWは412となります。
http://japancatalog.dell.com/c/isg_ssd/ ※TBWとはTotal Byte Writtenの略で、SSDの寿命までに何TBのデータを書き込みできるかを示した書き換え保証値です。

これまでvSphereをインストールする際にSDカードを選んでいたケースでは、スクラッチパーティションはSDカードには指定できないため、
別のストレージ領域を指定していたかと思います。vSAN環境を作るケースでは、そもそも別のストレージ領域がなく、
スクラッチパーティション確保できなくなるため、ログ保管用のディスクを別途用意するような若干不便な対応が
必要となるケースがありましたが、BOSSはこれを解消することができます。

またSDカードでは容量面でWindows Serverを導入することができませんでしたが、M.2 SSDを使えば、Windows Serverの導入ができることになります。

【注意】
なお、BOSSはあくまでブートデバイスとして活用ください。
BOSSのユースケースとして、仮想マシンを稼働させたり、ブートデバイス以外の用途で利用されることを想定しておりません。
以下のKBからもそれがわかります。
https://www.dell.com/support/article/us/en/19/qna44193/dell-vsan-ready-node-what-is-the-default-vmware-esxi-root-password-for-14g-servers-?lang=en


5.設定の仕方
BOSSはRAID構成を組めることは説明しましたが、手順も簡単です。
ざっと手順を見てみましょう。

操作はサーバーを起動し、POST画面で[F2]を押して、uEFI BIOS画面に入りuEFI BIOS画面から行います。
① AHCI Controller in Slot3:BOSS-S1 Configration Utilityを選択します。
図4.BOSSの管理画面へのアクセス


上の図では、BOSSがPERC(PowerEdge RAID Controller)とは別で管理されていることが確認できますね。
② BOSSのRAIDを組む場合には、Create RAID Configurationを選択します。ここでRAIDレベルを指定して、RAIDを組みます。
図5.BOSSの管理画面


③ RAID1が構成されていることがわかります。
図6.RAID構成後の画面

BOSSのRAID構成が済んだ後は、OSのインストールを行ってください。他にインストール先として指定可能なストレージデバイスがある場合、BOSSと間違えてインストールしないように注意しましょう。

以上、簡単ですが、14Gサーバーの特徴の一つであるBOSSについて紹介させていただきました。

パートナーセールスエンジニア 川奈部真

 

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