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      – 新しいPowerMax ハイレベルの概要①






私たちは刻々と変化するセキュリティ志向のマルチクラウドの世界に住んでいます




私たち特にITに携わる皆さんが変化の激しい世界に生きていることは間違いありません。市場調査機関のIDCによると、89%の組織が、今後2年間は自律的なオペレーションが重要であるか、最も重要な優先事項であると報告しています。

熟練した労働力は貴重です。また、コア、エッジ、クラウドにまたがる「センター オブ データ」(データセンターではなく)により、データの見た目も変わってきています。実際、67%の企業が、破壊的なサイバー攻撃を受けても、すべてのビジネス クリティカルなデータを復旧できるとあまり確信していないようです。

さらに、92%の企業がすでにプライベート クラウドとパブリック クラウドを組み合わせたマルチクラウドを導入しています。そのため、コントロールの維持は必須です。そして、DevOpsをサポートする必要があります。また、セキュリティの確保も重要な課題です。これらの課題に対処するために、企業はITを戦略的な差別化要因として管理する必要があります。

では、どのようにインフラストラクチャー戦略を立案するのでしょうか。



データによるイノベーション




私たちは、データに革新的な力があることを知っていますが、それをうまく利用することは簡単ではありません。

それは、組織が業務のサイロ化、サイバー セキュリティの脅威、開発者の生産性の低下、クラウドの複雑化などの逆風に直面しているためです。しかし、そうした逆風を追い風に変える鍵は、Dellのソフトウェア イノベーションにあるのです。そして、風を背中に受けながら、より速く、より遠くへ走ることがどれほど簡単かご存じでしょうか。



逆風を追い風に変える




Dell Technologiesは、IT 運用の自動化、安全な技術革新、マルチクラウドの制御、モビリティの獲得を可能にすることで、逆風を追い風に変える強力なソリューションを提供しています。特に、Dellのソフトウェア主導型ストレージ ソリューションは、お客様が生産性を高め、リスクを低減し、自信を持って投資し、データがどこに存在しようともデータからより大きな価値を得ることを支援します。そして最終的にデータの生成からお客様のイノベーションまでの時間を加速します。


数十年にわたるソフトウェアイノベーション




30年前、EMCは初のハイエンド エンタープライズ ストレージ アレイであるSymmetrix 4400を発表しました。EMCは、SymmetrixとVMAXを発表するたびに、エンタープライズ ストレージの性能、規模、高可用性、機能に関する業界標準を定め、ハイエンド ストレージのグローバル リーダーとしての地位を維持し続けてきました。PowerMaxは、企業のお客様がDellに期待するようになったイノベーションの原動力を継続します。

最初のICDA(Intelligent Cached Disk Array)から、業界初のローカルおよびリモート レプリケーション、高度な組み込みセキュリティ、データ保護、そして2008年に業界初のエンタープライズ フラッシュ ドライブを投入しました。SymmetrixとVMAXは、銀行、通信、製造、政府および防衛など、あらゆるミッションクリティカルな環境で信頼を得てきました。

そして、パワフルさと信頼性を両立させた実績のあるDellのハイエンド アレイは、最もスマートなアレイでもあります。インテルのテクノロジーを搭載したVMAXとPowerMaxは、ビルトインされた機械学習とAI、QoSサービスレベル、RSAによる暗号化、合理的な無停止マイグレーション、NVMeなどのイノベーションで、今も業界をリードしています。

そしてPowerMaxは、エンドツーエンドのNVMe設計と、将来を見据えたアーキテクチャーを備えた、ストレージ ポートフォリオの最新作です。EMCが過去28年間にわたりエンタープライズ分野で発揮してきた、絶え間ないイノベーションと品質には、他のストレージの追随を許さないものになっていると自負しています。



次世代PowerMax




業界で最も安全、最もインテリジェント、そして常に最新でありながら一切の妥協を許さない設計のエンタープライズ ストレージ、Dell PowerMaxの次世代モデルが2022年5月に発表されました。

このリリースは、エンタープライズ ストレージにおける数十年にわたるソフトウェアの革新に基づき、ユニークな組み合わせを提供します。

サイバー レジリエンス、インテリジェント オートメーション、および継続的な最新のストレージ

このブログでは次世代PowerMaxを説明したいと思いますが、その前にまず基本的なことからスタートします。



次世代ストレージアーキテクチャ




PowerMaxは業界で最も安全なミッションクリティカル ストレージ プラットフォームです。最新リリースのソフトウェア(PowerMaxOS 10)は、業界最高レベルのストレージ自動化と高度なサイバー耐障害性を備えた200以上の新機能を提供し、企業のデジタル変革への取り組みを加速させるのに貢献します。また、エンドツーエンドのNVMeと毎秒100GbのInfiniBand(当社のDynamic Fabricテクノロジー)を搭載した全く新しい次世代マルチノード スケールアウト アーキテクチャーを導入しています。このたび発表された次世代モデルは、PowerMax 2500とPowerMax 8500の2種類です。


次世代PowerMax 2ベクトル戦略




エンドツーエンドのNVMe設計により、パフォーマンス、拡張性、およびお客様のイノベーションに対応する柔軟性が向上し、長期にわたって継続的に最新の状態を維持する信頼性の高いミッション クリティカルなストレージをIT組織に提供します。PowerMaxは、最大2倍高速なパフォーマンス、最大14倍高いストレージ密度を実現し、オープンシステム構成で保証された4:1データ削減を含んでいます。

PowerMax 2500 : 超高密度、5Uで4PBの2ノード、手頃な価格で効率的なエントリー レベルのスケールアウト。NVMeファブリック ノード ペア接続を内蔵。

PowerMax 8500:1システムで16ノード、18PBの大規模なスケールを実現。コンピュート ノードとメディア ノードを独立に拡張可能。NVMe上のRDMAによるダイナミック ファブリック。



卓越した効率性




この新アーキテクチャーは、驚くほど高いレベルの効率性と密度を提供し、お客様の組織に貢献します。

● オープン システムで4:1のデータ削減を保証
● 業界初!メインフレームで3:1のデータ削減を保証
● 旧モデルと比較し、アレイあたりの容量が7倍に増加
● 1kVAあたり5倍の容量
● ポートあたりのIOPSが最大2倍高速化



すべてを統合




新しいPowerMaxは、ブロック、ファイル、メインフレーム ストレージの大規模な統合を可能にする多次元(Multi-dimensional)拡張性を備えており、統合データサービスによる完全な統合管理を提供します。PowerMax 8500は、1台で64,000のデバイス(LUN)、6,500万のセキュアスナップショット、最大18PBの有効容量に拡張することが可能です。

今回のPowerMaxOS 10のリリースでは、以下のような多数のファイル拡張機能を導入しています。

次世代64ビットコンテナ型マイクロ サービス アーキテクチャー
● ノード間で拡張可能なファイル アクセスのための単一のグローバル ネームスペース
● Unisphere 10による完全統合管理
● CloudIQによるレポート、アラート、テレメトリの提供
● SRDF/S & A、スナップ、サービス レベル、DRR、FLR、D@RE、NDUアップグレードを含む統合データサービス

ファイルの強化に加え、新しいPowerMax 2500は、メインフレーム ストレージ市場の「スイートスポット」である1ペタバイトをはるかに下回るストレージのお客様において、Dellの優位性を高めるように設計されています。メインフレームとオープンシステムのストレージのワークロードを統合し、より少ないスタッフでストレージを管理するお客様に最適です。また、Dellは、メインフレームデータのデータ削減を提供し、さらにそれを保証する、最初で唯一のメインフレーム ストレージ プロバイダーです。



メインフレームのシンプル化




PowerMaxの新しいメインフレーム機能は、IBMや日立(メインフレーム ストレージを提供する他の唯一のベンダー)に対する優位性をさらに高めるものです。モデル2500は、お客様がメインフレーム用に100TB未満しか必要としない場合でも、オープンシステムのワークロードを実行し、小さなラックに統合する必要があるような小規模なメインフレーム データセンターにおいては、Dell Technologiesの優位性を高めることになります。最大4つのノードを搭載したモデル2500は、最大64のサーバー接続(メインフレームと非メインフレーム)を混在させることができます。PowerMaxは現在、IBMのzHyperlinkをサポートしており(訳注:RTS時はH/Wサポートのみ)、このアプリケーション固有の高性能機能を必要とする一部のお客様向けに、最速のメインフレーム接続を実現しています。さらに、Dellの100%IBM互換バージョンのクラウド ティアリングは、クラウドにおけるメインフレーム テープの管理を簡素化するテープ管理機能を拡張しています。

また、新モデルは、最初の注文時にメインフレームと非メインフレームのストレージ グループを別々に定義する必要がないため、メインフレームと非メインフレームのデータの同時保存を簡素化します。お客様は、これらの新モデルを「再利用」することで、いつでもどちらかのタイプのデータに100%特化したり、容量タイプを変更したりすることができます。

そして最も重要なことして、Dell Technologiesは、メインフレーム ストレージ アレイ(DASDデバイス)内でメインフレームのデータを圧縮し、さらに、当社のFuture-Proofプログラムの一環として、メインフレームのデータ ストレージを少なくとも3:1に削減できることをお客様に保証する最初のストレージ ベンダーです。



次回は高価値のデータを保護するために使用される、PowerMaxサイバー レジリエンシーの主要な要素についてご紹介します。

次の記事はこちら → Dell Technologies World 2022 – 新しいPowerMax ハイレベルの概要②



 

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