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| PowerStore検証記 -第1回【DXインフラWG・PowerStore紹介編】- | |
~関西若手SEで話題のPowerStoreを触ってみた!~ |
現在、CTC西日本SI第1部、中四国・九州SI部では、SI事業拡大を目的として、私達の考える<DXを推進するインフラ基盤>とは何か検討しております。一般的には、「DX」=「IT活用」と考えられることが多いのですが、私達は、「データ活用」が重要になってくると考え、「データ活用」を行うためには、「データマネジメント」が必須ということに着目しました。 データを活用する上での課題として、「データの乱立」、「システムの複雑化」、「セキュリティリスク」、「システム利用の迅速性」、「データ利活用可能な構成及び管理体制整備」などが挙げられ、それらを解決するのに、「5つの軸」が「IT Lifecycle」として、回り続けることが重要だと考えています。 Mobility :データを適材適所に配置できる必要がある。 Security :適切なアクセス権限を付与された状態で、保護されたデータにアクセスすることができる。 Insight :データ利活用に向けたデータの可視化が導入されている。 Automation :業務の自動化を行い、生産性の確保を行う。 人財 :利用者、管理者、経営者全員が使いやすいデータとする。 私達の考えるこの「データマネジメントモデル」について、お客様へご提案を行う為、CTC西日本若手SEが一丸となって、 <DXインフラWG> と題し、活動しております。 製品知識やご提案に向けたアドバイスなど、デル・テクノロジーズ株式会社(以下、デル・テクノロジーズ)様含めた、長きに渡りインフラ業界を盛り上げている主要ベンダ様に協力いただきながら、日々勉強しております。 ~~~~~とある日のDXインフラWG打合せにて~~~~~ CTC「私達はデータをマネジメントするのに、Mobility、Security、Insight、Automation、人財の5つの観点のサイクルが回っていくことが大切だと考えています。この5つの軸を実現するソリューションとして、利用できるものはないですかね?」 デル・テクノロジーズ「Automation(業務処理の自動化)」の観点でいうと、デル・テクノロジーズで今イチ押しのPowerStoreでは、Ansible用のプラグインを準備しており、お力になれるのではないでしょうか?合わせて、PowerStore では、データ削減効果4:1が保証されていているユニファイドストレージ(ブロック+NAS)で、削減を考慮したスペックで提案が可能でCTC様の考えられるデータマネジメントモデルの基盤となる機能を存分に備えていると自負しております!」 CTC「本当ですか!?是非とも検証させてください!!」 デル・テクノロジーズ様のご好意もあり、イチ押しする話題の新Storage <PowerStore> を検証させていただきました。大変貴重な機会をいただいたので、私達(竹田・増子)関西若手SE二人による奮闘した記録をPowerStore検証記として何かに残したい。。。 そんな気持ちでこちらの記事を記載させていただくことにいたしました! ※そもそもPowerStoreってなんやねん!?という方は、是非とも、こちらを参照ください!! デル・テクノロジーズ EMC Technologies PowerStore 実際に検証する私達は、自身の案件を持ったことのない、インフラ構築経験の少ない2人。。。 検証する項目を確定するのにも奮闘しましたが、デル・テクノロジーズ様にPowerStoreのアピールポイントをお聞きしながら、以下の観点に着目し、検証を行うこととしました! ・検証項目1:Ansibleモジュールによる、ボリュームの自動作成について ・検証項目2:最終構成におけるデータ削減効果の確認について ・検証項目3:NASサーバの構築について ・検証項目4:検証内容:ディスク拡張について ここからは、何故この項目を検証しようと考えたのかについて、記載させていただきます。 ① PowerStore用に準備されているAnsibleモジュールの使い勝手はいかに!? 私達が取り組んでいる PowerStoreでは、Ansible用のプラグインが準備されており、sampleコードを環境に合わせて更新することで、簡単にストレージ運用に関する一般的な業務の自動化が可能とのこと。検証を行う若手の中で、案件作業で、ストレージボリュームを百個単位で作成する機会があり、どうにかできないかと考えた時期がありました。そのような課題を一挙に解決するべく、今回Ansibleモジュールについて検証を行うこととしました。 検証内容:Ansibleモジュールによる、ボリュームの自動作成について ※結果は近日公開予定の続編でご紹介します! ② データ削減効果4:1は本当!? デル・テクノロジーズ様がPowerStoreをイチ押しする理由として、データ削減効果4:1の保証というものがあります。この保証が本当であれば、提案時、データ容量が1/4になることを考慮した上で、サイジングを行えることになります。WGでの提案はもちろんのこと、日々、SEとして活動している私達としては、実際のところ、本当なのか検証してみたいと考え、データ削減効果についても検証することとしました。 検証内容:最終構成におけるデータ削減効果の確認について ※結果は近日公開予定の続編でご紹介します! ③ 実際のところ、NAS機能ってどうなの!? デル・テクノロジーズ様のイチ押しストレージとして売り出されているPowerStoreは、ユニファイドストレージであり、ブロックストレージとして利用しながら、NASとしての機能も利用できるとのこと。 一方で、お話をお聞きしていく中で、NASのレプリケーション機能が現状のPowerStoreでは、搭載されていないというお話もお聞きしました。(2022年春にアップデートによる搭載予定とのことです。) まだまだお客様からの要望として、NASとしての利用希望も多いのが現状です。 では実際の所、PowerStoreのNASとしての機能は、どうなのかを検証してみることにしました。 検証内容:NASサーバの構築について ※結果は近日公開予定の続編でご紹介します! ④ ディスクの拡張性って実際の所は? デル・テクノロジーズ様がPowerStoreをイチ押しされる理由の一つとして<高速リビルド>があります。 実際に、ディスク障害発生時のリビルドについて確認したい所なのですが、今回検証させていただく、PowerStoreをハード的に壊すわけにはいかないので、リビルドの必須要素となるディスクの拡張速度を確認することで、疑似的にリビルド検証を行うこととしました。 検証内容:ディスク拡張について ※結果は近日公開予定の続編でご紹介します! 今回は、検証期間も限られていたので、特に気になった4点に関する検証とさせていただきましたが、上に記載しているリンク先にも記載されていますが、その他にもPowerStoreには、様々な優れた点があります!! (閲覧された皆様の検証記事お待ちしております!) ・アクティブ-アクティブHA ・NVMeoF搭載 ・フラッシュまたはSCM99.9999%の信頼性のための設計 ・用途に応じた、6モデル構成+オンプレミス&アプライアンスモデル ・簡易なスケールアップ、スケールアウト ・機械学習エンジン搭載による自動化アプライアンス ・CloudIQによるインテリジェントなインフラの洞察 ・Anytime Upgrade プログラム etc… デル・テクノロジーズ EMC Technologies PowerStore 検証項目も決まったので、今回はこの辺で。。。 本検証記は全4回を予定しておりまして、 ■第2回【PowerStore初期セットアップ編】 ※近日公開予定! 初期セットアップの流れや注意点を説明します。 ■第3回【PowerStore – PowerEdge接続編】 ※近日公開予定! サーバとストレージ間を接続し、サーバから確認できるようになるまでを説明します。 ■第4回【検証実践編、検証記まとめ】 ※近日公開予定! 検証内容の発表と、今回の検証記のまとめをいたします。 となりますので、ぜひご覧ください! 次回は第2回【PowerStore初期セットアップ編】について記載させていただきます! お楽しみに!! 【CTCお問い合わせ先】 DXについて検討は行っているものの、何から取り組めばいいか分からない、取り組んでいるもののできているか分からないなどありましたら、お気軽にお問い合わせください。 DXインフラWGのお問い合わせ先は下記になりますので、ご連絡をお待ちしております。 dxinfra-wg@ctc-g.co.jp 2021/10/19 |
タグ: Ansible, PowerStore, ストレージ, パートナー, 重複排除