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Dell EMC Networking 「Smart Fabric Service (SFS) for VxRail」 を発表! | |
VxRail 4.7から対応 ~VxRail Manager/vCenterと連携し、自動でDeploy~ |
Dell EMCネットワーク事業部より、新ソリューションのご案内です。 今回は、Dell EMC ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)製品 「VxRail」 向けのネットワークのセットアップ、クラスタ拡張を完全に自動化する “Smart Fabric Service for VxRail” をご紹介致します。 どのような機能か?また、どれだけシンプルでメリットがあるのか ご紹介できればと思います。 ぜひ、最後までお付き合いください! ❖Smart Fabric Service (SFS) とは?Smart Fabric Services (SFS) は、Dell EMC NetworkingネットワークOS ” Dell EMC Networking OS10 Enterprise Edition(OS10EE)”のエンハンスド機能の1つという位置づけで、構築、管理、運用を最適化、自動化するための機能、その総称となります。最適化、自動化機能のなかには様々なものが含まれますが、例えば以下のような内容をコンセプトとしています。 (注:現段階ですべての製品・機能に対応しているわけではありません) ◇ 初期構築 ● プラグ&プレイでのファブリック構築 – ファブリックモードで接続するだけ ● ソリューションノードによってファブリックの自動化と制御 ◇ 運用自動化 ● ゼロタッチ拡張 – 容量を増やすには、リーフをスパインに接続するだけ ● 自動トポロジ確認 – 自動的に設定やリンクの間違いを検出 ● 障害状態を除去して、自動的に修復されるファブリック ◇ 可視性 ● 一か所からの管理 – ファブリックのすべてのスイッチを論理筐体として管理 ● 3rd パーティのスイッチと相互運用が可能 ◇ ライフサイクル管理 ● ファブリック単位でファームウェアの更新と設定の一貫性確認 ● 自動/手動で、過去の状態のロールバック つまり、Smart Fabric Service (SFS) 自体はHCI向けに特化した機能というわけではなく、ネットワーク最適化、自動化機能アーキテクチャを指しており、実は 既にDell EMCモジュラー型インフラストラクチャ「Dell EMC PowerEdge MX」(https://japancatalog.dell.com/c/isg20180927/)に各々機能は搭載されています。 そこで、今回新たに対応となったのが、「Smart Fabric Service (SFS) for VxRail」 です。 専用のvCenterプラグイン(OMNIVV ※1)を活用することでVxRailマネージャ/ vCenterと統合・連携し、ファブリックの作成と操作を自動化する機能です。 ❖Smart Fabric Service (SFS) for VxRailそれでは、具体的にはSmart Fabric Service (SFS) for VxRailとはどのようなものなのか見ていきましょう。おおまかな工程としては、 ① Dell EMCネットワークスイッチ(OS10EE)へコマンド一行挿入 ② VxRailクラスタ構築後、vCenterプラグイン(OMNIVV ※1)OVAをインストール なんと、たった2ステップ! これだけで、セットアップウィザード(VxRailマネージャ)内およびvCenterからHCI+ネットワークのセットアップ/Deployが出来るようになります。 vCenterと連携している状態になりますので、初期のセットアップ/Deployだけでなく、ノード増設時や仮想マシン追加時、物理ネットワーク層の変更時へも自動化の反映が可能です。もちろん、手動でVxRail側とネットワークをセットで管理するといった運用も対応出来ます。 最後に、実際の初期セットアップの操作手順をご紹介いたします。 ❖Smart Fabric Service (SFS) for VxRailをお使いいただくための初期設定(0)必要なコンポーネント まず、ご用意頂く必要のあるコンポーネントは以下の通りです。 現在の対応ネットワークスイッチは – S4100シリーズ(S4112, S4128 or S4148)のみとなっていますが、今後対応ラインナップは拡充される予定です。 (注:2018年11月現在、販売開始前となっている製品もありますのでご注意ください。) (1)スイッチをファブリックモードにする ネットワークスイッチの搭載、電源やケーブル等接続をご用意のうえ、SSHまたはコンソールでネットワークスイッチへ接続します。ファームウェアのバージョンは – OS10 EE 10.4.2.x 以降で最新のものを適用ください。 次に、以下の通り、コマンドを1つ入力します。 #sfs_enable_vxrail_personality.py 自動的に再起動します。 複数のスイッチのうち、1台のスイッチがSFSマスターになります。VLT(MLAG)の設定も自動的に適用されます。 再起動後、OS10EEは「ファブリックモード」へと切り替わります。 以降、VxRailの初期構築から運用までスイッチの操作は不要になります。 (2)VxRail マネージャーでVxRailクラスタを構築 同様に、VxRailノード側の電源ON、操作端末を接続し、VxRailマネージャーを起動します。 すると、SmartFabricクラスタ、クラスタ内のすべてのスイッチ、マスターノード用の仮想IPをVxRailマネージャーが自動検出します。 そのまま、VxRailマネージャーでVxRailクラスタの設定を進めていきます。 「Dell EMCスイッチ」タブまできたら、「スイッチを構築する」 をクリックします。 VxRailマネージャは必要なVxRailネットワークをSFSマスターノードに伝達します。ToRスイッチと、そのスイッチのアップリンクポートは、必要なVxRailネットワーク用に自動的に設定されます。 (3)OMNI for VMware vCenter(OMNIVV)をインストール Dell EMC Open Manage Network Integration (OMNI) for VMware vCenter(OMNIVV)をVMとしてデプロイします。(OVAで提供されます) OVAファイルの入手はこちら(無償:VMWare Solution Exchangeサイト) https://marketplace.vmware.com/vsx/solutions/openmanage-network-integration-for-vmware-vcenter-1-0?ref=filter (※1)OMNIVV :Dell EMC Open Manage Network Integration (OMNI) for VMware vCenterとは? Dell EMC OMNIは、REST APIベースのvCenterプラグインです。vCenterを通じて、VMware仮想環境の物理ネットワークファブリックの一元管理を実現します。OMNIはvCenterと統合され、SmartFabric サービスをESXiホストおよびVMネットワークに拡張します。使い慣れたvCenter Serverインターフェイスを用いて、Smart Fabric Service対応スイッチのネットワーク自動化や仮想化管理を行う操作が可能になります。 ――使用にあたっての設定は、以上で完了です。 いかがでしたでしょうか。想像以上に、簡単でクイックに使用できるイメージを持っていただけたら幸いです。 VxRailの導入と同時にネットワークの導入が出来るようになるということは、サーバエンジニアにとって、日々の運用や管理面においても見える化、簡易化されますので、安心してお使い頂けるのではないでしょうか。 また、導入企業側の視点では、Smart Fabric Service (SFS) のVxRailへの対応により、これまでよりもさらに、運用時間の圧倒的短縮による生産性向上も期待出来るほか、vCenterを通じて既存の環境と完全に相互運用可能となります。データセンターインフラとして、よりVxRailの採用メリットが高まったといえるのではないでしょうか。 ぜひ、この機会にVxRail & Dell EMC Networking 製品の採用をご検討いただけることを願っております! ❖ご参考[プレスリリース] Dell EMC、VMware環境向けにハイブリッド クラウドおよびモダン データセンターのオペレーションを強化する新機能を発表https://japan.emc.com/about/news/press/japan/2018/20181121-1.htm [関連ソリューション] サーバ、ストレージ、HCI向けネットワーク設計・構築支援ツール Dell EMC Networking 「Fabric Design Center(FDC)」 のご紹介 https://japancatalog.dell.com/c/isg20181002/ [Solution Brief(製品概要PDF)] DELL EMC NETWORKING SMARTFABRIC FOR VXRAIL https://www.dellemc.com/resources/en-us/asset/briefs-handouts/products/converged-infrastructure/dell_emc_solution_brief_smartfabric_for_vxrail.pdf [製品マニュアル] https://www.dell.com/support/home/jp/ja/jpdhs1?app=manuals すべての製品を参照>ネットワーキング>Switches -シリーズを選択 User Guide:VxRail Fabric Automation SmartFabric Services User Guide(英語) https://www.dell.com/support/manuals/us/en/04/networking-s4148f-on/vxrail%20fabric%20automation/vxrail-fabric-automation?guid=guid-240e2716-d576-4fb7-ac90-6578fa51edca&lang=en-us [Youtube(英語)] What Dell EMC is automating with VxRail https://www.youtube.com/watch?v=cxHjVr_bpUA [News(英語)] Lower Your Lap Bar – VxRail with Network Automation Corkscrews to the VMware Cloud https://blog.dellemc.com/en-us/lower-your-lap-bar-vxrail-network-automation-corkscrews-vmware-cloud/ お問い合わせは、弊社各営業担当までお願い申し上げます。 Dell EMC ネットワーク事業部 Networking Technical Sales 人見 真理子 |
タグ: Fabric Design Center, HCI, Network, OpenManage, Smart Fabric Services, VxRail