情報ガイドステーションメニュー | 14G PowerEdge Server メモリ~PartnerTSRつぶやきブログ~ 初めまして。Partner様を担当させて頂いております、テクニカルセールス(TSR/内勤SE)の萩原と申します。 ここではテクニカルセールスの立場からお客様よりよく頂く質問等、ハードウェア構成観点にてトピックスを記載させて頂きます。 まず第一回目は、ずばりPowerEdge 14G(14世代)Serverにおけるメモリ搭載のベストプラクティスです! ここでは、弊社メインストリームサーバであるR640,R740,R740xdを対象にご説明いたします。 早速ですが、2CPU構成でメモリが192GB必要となった場合皆様はどの構成を選択されますか? 選択肢としては以下があります。 ① 16GB x 12枚 ② 32GB x 6枚 ③ 64GB x 3枚 ※8GBのメモリは14Gから選択できないため、選択肢から除外しております。 この場合、一番メモリパフォーマンスが出る構成かといいますと①の16GB x 12枚となります! 何故かと言いますと、第6世代Intel Coreプロセッサシリーズ(プロセッサーコード名:skylake) の アーキテクチャ(メモリチャネル・スロット数)の仕様上な理由となります。 13G(13世代)サーバ及び14G(14世代)サーバのCPUとメモリの関連図が以下となります。 メモリのパフォーマンスを出すためには、1CPUあたりのスロット数分メモリを搭載する必要があります。 ですので、14Gサーバの場合1CPUあたり6枚 or 12枚が適切なメモリ配置ということが言えます。 であれば②の32GB x 6枚でもいいのでは・・・・??と思う方もいらっしゃると思います。 ・・・私も昔はそう思っておりました(汗 ここで重要なのが2CPUの場合ということです。 2CPU構成の場合メモリの差し方としてCPU1、CPU2にそれぞれメモリを搭載していく形となります。 ですので、32GBx6枚の場合は1CPU辺りのメモリ搭載数が3枚となってしまう為、 ベストパフォーマンスが出る構成ではなくなってしまうのです。 逆に言うと、1CPUの場合は32GB x6枚が正解になるということですね! とまぁ、ここまでメモリのパフォーマンスについて記載させて頂きましたが、 ワークロードによってはメモリ周波数をシビアに使用するということも無いケースも当然あり、 あくまでもこの搭載枚数でないと絶対に駄目ということはありませんのでご留意願います! 例えばOLTPのインメモリデータベース用途や、HPC用途などではこちらを考慮してメモリ配置を決める必要がございますが、 ADサーバなどそこまでメモリ速度を使用しないワークロードであればそこまで気にする必要もございません。 必要容量とご予算の関係もあるかと思いますので、 本知識を元にそこの天秤にかけてメモリを構成することが一番大事だと私は考えます。 最後にメインストリームサーバ(最大メモリ24枚搭載可能)である、R640,R740,R740xdのベストなメモリ構成を表にまとめてみました! 構成検討のお役に立ちましたら幸いです。 ※1CPU時 ※2CPU時 なお、メモリ容量の混在も実施可能でございますが制限事項もございますので、 詳細は営業担当までご連絡頂ければと存じます。 以上、簡単ではございますが14Gサーバのメモリについてご紹介させて頂きました。 次回はRAIDコントローラの選定基準についてご紹介させて頂きます。 パートナーテクニカルセールス 萩原正樹 タグ: Intel, PowerEdge, ベストプラクティス, メモリ おすすめ記事 進化し続けるメモリのアーキテクチャー!! ”山田さんと川口くん” が語る 次世代PowerEdgeリリース記念オンラインセミナー 突撃レポート その① ”山田さんと川口くん” が語る 次世代PowerEdgeリリース記念オンラインセミナー 突撃レポート その② ~ 特別授業:山田先生の学校では教えないPowerEdge講座 ~ インテル/AMD 第3世代プロセッサーの強みを活かす!!