データ保護コンバージドアプライアンス(IDPA)のエントリーモデル「DP4400」
シンプルでパワフルなデータ保護機能をより身近に。
DP4400は既存のIDPAシリーズの「エントリーモデル」として位置づけられ、データ保護関連の全体コスト、特に運用コストに悩むユーザーも、より身近にハイレベルな重複排除機能や、マルチクラウド環境でのシンプルな運用プロセスを実現できるようになります。
世界中で発生しているデータ総量は、IDCの調査によると2013年の4.4ゼタバイトから2020年にはその10倍にもなると予想されています。
この変化は多くの企業、組織において課題となっており、蓄積運用するデータ量が毎年予想を上回る勢いで増え続け、それに対応するためのストレージコストはどんどん膨らんでいます。更にクラウド利用といったIT環境の変化から、データ保護の運用も複雑化しています。
<卓越した重複排除機能でわずか2Uのアプライアンスで大容量バックアップを実現>
「DP4400」は、そのプラットフォームにDell EMC PowerEdgeサーバを採用し、さらに最新のNVMeフラッシュテクノロジーを活用することで、バックアップ・リストアのパフォーマンスも大幅に向上しました。ストレージ容量はオンプレミスで最小24TB~最大96TBに加え、クラウドに最大192TBまで拡充することできます。
どの容量でスタートしても、追加の容量が必要になった際には、必要容量分の追加ライセンスを購入するだけで最大96TBまで拡張でき、その間ハードウェアを買い足す必要はありません。
「DP4400」は、他の「IDPA」シリーズと同じく平均55:1という高い重複排除率を誇ります。、論理容量としてオンプレミス+クラウド利用時で最大14.4PBものバックアップをわずか2Uの筐体で実現します。また、この重複排除機能により二回目以降のバックアップはユニークなデータのみバックアップされるので、レプリケーションやクラウドといったネットワークを介したデータ転送においても、安全に暗号化された非常に小さな重複排除後のデータのみを送ります。そのため、元データをそのまま転送するのに比べて最大98%ネットワーク帯域を少なくできます。
この卓越した重複排除機能は、各地に点在するリモートオフィスのデータの統合バックアップや、数千台にも及ぶクライアントPCのバックアップまでも、たった1台で実現することが出来ます。オンプレミスとクラウドで最大288TBの高いデータ集約率により、データセンターのコスト低減にも貢献できます。
<複雑な環境の統合バックアップをコンパクト且つシンプルに実現>
DP4400は、その筐体の中にSQLやOracleといった様々な業務アプリケーションとの連携や、物理環境はもちろん、仮想環境のバックアップを最適化する様々な機能を有しており、あらゆる環境に対し最適なバックアップ・リカバリをデザイン出来ます。
<マルチクラウド時代に求められるデータ保護機能>
“ディザスタリカバリ”といえば、別拠点に本番環境同様のオンプレミス基盤を用意し、本番サイトのサービスが停止した際に切り替えるというものが主流です。
しかし、いつ起こるか分からない“災害”のために、本番環境と同等の機器を購入し管理するのは、コストやリソースの観点から実現が容易ではない企業が多いのが実情です。
そこで、災害時のリカバリサイトとして「必要な時に、必要な分だけを利用出来る」“パブリッククラウド”を活用する選択肢が極めて有効です。
「DP4400」が搭載するData Domain Cloud Disaster Recovery機能では、オンプレミスのVMware仮想OSを、災害時にAWSへフェールオーバーおよび復旧後のフェールバックを容易に実現することが可能で、近々にはAzureなど他のパブリッククラウドプラットフォームもサポートする予定です。
世代バックアップデータによるレプリケーションは、ランサムウェア等の様々なサイバー攻撃被害にあった場合にも、例えば感染前の世代データからリストア出来るため、災害だけではなく、サイバー攻撃からの復旧も実現できます。
更にクラウドストレージへの階層化を活用することで、長期保管が義務付けられているデータを、安全に且つ重複排除機能により効率よく保管することが出来ます。
<DP4400特徴まとめ>
密度とパフォーマンス
クラウド階層化により最大288 TB(有効)、14.4 PB(論理)の容量を実現
NVMeフラッシュによるパフォーマンス強化
業界をリードする効率性
平均で55分の1のデータ重複排除率
インスタント アクセスとインスタント リストア
エンタープライズ アプリケーション
Oracle、SAP、Microsoft Exchange、SharePoint、SQL Server、Sybase、MySQL、MongoDB、Pivotal Greenplum、IBM DB2、Lotusなど
ハイパーバイザー:VMware、Microsoft Hyper-V
クラウド階層
パブリック、プライベート、またはハイブリッド
ECS、Virtustream、Azure、Amazon
クラウドのディザスタリカバリ
エンド ツー エンドのオーケストレーション
3回のクリックでフェールオーバー、2回のクリックでフェールバックを実行
Amazon AWS S3
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