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| SaaSを使って大事なデータを守る! APEX Backup Servicesという選択肢 |
みなさま、こんにちは。 以前、ご紹介したAPEX Backup Servicesを覚えていますでしょうか? 覚えているどころか、そんなの初めて聞いたよ、という人も少なからずいらっしゃると思いますが、全然知らないという方はまずこちらを読んでみてください。 クラウドへのバックアップを実現するAPEX Backup Servicesのご紹介 APEX Backup ServicesはAPEXポートフォリオの中の一員で、Backup as a Serivceを実現する、いわゆるSaaSとなります。 現在(2023年12月時点)でAPEXのポートフォリオの中でSaaSとして提供されている製品はAPEX Backup Servicesだけで、APEXの中では最も手軽に利用できるもの(サービス)なのではないかと思います。 そんなAPEX Backup Services(以下、ABS)なのですが、日々進化を遂げておりまして、機能もさることながら、サブスクリプションも以前よりも購入しやすくなっております。 以下では、そんなABSのアップデート情報について少々ご紹介をしながら、これまでABSについて触れた記事にもまとめてご紹介し、最後にはパートナー様が素敵なキャンペーンも用意されておりますので、こちらのキャンペーンの情報もご紹介をしていきたいと思います。 ■ABSのアップデート情報ABSの課金体系については基本的に以前と仕組みは変わっておりませんが、M365やGoogle WorkSpace等を保護するSaaS AppsとクライアントPCのデータ保護を目的とするEndpointについては、ユーザー単位で課金される仕組みとなっており、以前は最低発注単位が50ユーザーとなっておりました。 しかし、現在は25ユーザー単位となっており、より小規模からスタートがしやすくなるようにサブスクリプションの課金単位の要件が緩和されております。 契約期間については以前と変わりませんが、1年~利用ができるので、「1サブスクリプションを1年」という感じで、とりあえず使ってみて今後のことは改めて考えよう、という、いわゆるお試しがしやすくなりました。 手軽に試して、気に入らないとかやめようと思ったら手軽にやめられるというのはクラウドサービスならではの使い方と言えますね。 ABSのアップデート情報の2つ目ですが、パブリッククラウド上のワークロードに対しての保護、というのができるようになった点です。 対象のパブリッククラウドとしてはAWSとAzureになり、具体的に保護できるワークロードとしては、AWSで言えばEC2やEBS、RDSやDynamo DB、Redshift、Azureで言えばAzure VM、Azure SQL、Azure File等が対象になっております。 ABSでは専用の管理コンソールを利用してバックアップ、リストア操作を行うことができるようになっていますが、現時点ではパブリッククラウドのワークロードを一つの管理画面で操作することはできず、AWSについては別のコンソールを開く形で操作ができるような作りになっています。 もうしばらくお待ちいただくと、パブリッククラウドのワークロードに対する保護も一つの管理画面から実現できるようになるように対応予定のようです。 パブリッククラウドはAWSであれば、AWS Backup、AzureであればAzure Backupといったサービスが提供されており、ABSなんて使う意味はあるの?と思われるかと思います。 確かにそれらサービスで実現したいことを実現できるのであればそれでいいと思いますが、一つABSを使うメリットがあるとするならば、“AWSやAzureも両方とも利用している”というようなケースでは、ABSを使うことで一つの管理コンソールで両環境のデータを保護できるので、AWS BackupとAzure Backup、それぞれを使い分けて管理が面倒だと思われる場合には、ABSはお役に立てる機会があるのかなと思いました。 オンプレミスとAWSやAzureの環境を併用している場合に、仮想マシンやインスタンスの保護はABS一つにまとめてしまうという使い方もありなのかもしれません。 パブリッククラウド環境におけるABSの使いどころについては、より詳細な情報が得られ次第、お伝えできればと思います。 3つ目の話になりますが、こちらはABS自体のアップデート情報というわけではないのですが、弊社のAPEX ファミリーが色々とUpdateされており、それに関連してABSの使いどころが増えてきた、というお話になります。 例えば、APEXファミリーの中にはAPEX Private Cloudというプライベートクラウドを提供するas a Serviceがあり、こちらはお客様環境に置いたVxRailをDell Technologiesが一定の範囲で導入・運用・保守を行う(※サービス範囲については弊社営業にご確認ください)ものになるのですが、同じAPEXファミリーであるAPEX Backup Servicesとセットで使って費用を月額で支払う、というような使い方ができます。 APEX Private Cloud上の仮想マシンをABSでバックアップするという以下のようなイメージで利用することになります。 APEX Private CloudもABSも買い切り型で一括支払いするものではないので、一定期間の利用料を支払って利用するというご提案をしたい場合にはAPEXを活用するとよいのではないかと思います。 ■ABSを有効活用するためにABSについてのまとめページがあるのはご存じでしょうか? ABSをご提案いただいたり、ご利用いただいたり、そういう方でないと情報を集める必要もないかもしれませんが、ABSにご興味を持たれた方はまずはぜひ、このまとめページを活用いただきたいです。 ABSのまとめページ オーダー時に必要となることや少しだけですが、事例も載っていますので、ぜひ活用いただきたいページになります。 セミナー等のアンケートを見るとよくいただく声として、実際の使い方を教えてほしい、操作手順を教えてほしい、というようなものがあります。 上記リンク先を見ていただければわかりますが、ブログをいくつかご紹介しています。 こちらのブログを見ていただければ使い方、操作手順を把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。 他にもDell Technologiesで定期的に開催している徹底攻略塾やHEROSといったセミナーの資料でもABSの資料や動画を公開しています。 徹底攻略塾&HEROSアーカイブ こちらにもABSの資料やセミナーの動画を載せていますので、参考にしてみてください。資料を読んでいるだけではピンと来ないなぁという方には動画で学べるのはいいですよね。 絶対に失えないデータがある!~守るべきデータの最後の砦~【APEX Backup Services編】 セミナー資料セミナー動画 【徹底討論】ハードウェアメーカの「クラウド戦略」は世間のニーズにハマるのか? セミナー資料セミナー動画 いくら資料や動画を見てもやっぱりちょっと触れてみないとなぁと思われ方は、Dell Technologiesのパートナー様やお客様であれば利用ができる(※)、DemoCenterというWebサイトがあります。 ※パートナー様はパートナーランクによって利用できないケースがあります。 こちらではハンズオンラボとインタラクティブデモという2つのものがあるのですが、両方とも使用感を試していただけるページになっています。 (ハンズオンラボはご自身のペースで比較的自由度の高い操作を行えるメニューで、インタラクティブデモは決まった操作をなぞる形で操作感を掴むメニューになっています) ABSのハンズオンラボ https://democenter.dell.com/hol/HOL-0436-01※要ログイン ABSのインタラクティブデモ https://democenter.dell.com/interactive/ITD-0436※要ログイン あと、外部メディアの記事や事例を紹介したページもあるので、そちらもご紹介しておきましょう。 ※記事によっては全文読むために登録・ログインが必要なものがあります。 消えるSaaSのデータ…リモートワーク時代のデータ保護は「PCとSaaS」のセットで考えよ 「Microsoft 365のデータ」は本当に安全か?SaaSユーザーのための包括的なデータ保護ソリューション デジタルシフトを見据え、著名アニメ制作会社が構築した仕組みとは 【情シスのタマちゃん×Dell APEX】 「クラウドとか使ってDX推進も新しくよろしくね~」 猫の手も借りたい『情シスのタマちゃん』を救った攻めのITソリューション―Dell APEX Backup Servicesとは? ■ABSにちょっと興味を持ったらリアルに提案したい!とか使ってみたい!という時にはDell Technologiesの営業やSEにご相談いただければと思いますが、ABSの拡販に注力いただいているパートナー様もいらっしゃいまして、今回はそのパートナー様をご紹介したいと思います。 ABSを積極的に取り扱っていただいているパートナー様はネットワールド様になります。 大変ありがたいことに、つい先日も使用感がわかる体験レポート的なブログを書いていただいておりますし、ABSの紹介チラシも展開いただいております。 使いやすさ抜群 & リモートワーク環境に最適! ~非エンジニアがAPEX Backup Servicesを使ってPCデータをバックアップしてみた~ 大切なデータをクラウドへ!APEX Backup Services(ABS)で簡単バックアップ&データ保護 見積もりを取らないと価格感がわからないのはちょっと・・・・という方にもこういうチラシを見ると価格感がわかりますし、提案する際の参考になるはずです。 ここに表現されている価格は定価をベースとしておりますので、値引きの入った価格を知りたい場合は、ネットワールドさんに案件のご相談をしていただくとよろしいかと思います。 ネットワールドさんはABSをご紹介するセミナーも実施されるそうですので、気になった方はぜひネットワールドさんに聞いてみてください。 ■おわりに今回はABSについて色々と情報をまとめながらご紹介しました。 ABSはDell Technologiesが提供する各種データ保護製品の中でもSaaSになるので、ちょっと他とは毛色のことなる製品になります。 これは私見になりますが、ABSはDell Technologiesが持つ各種のデータ保護製品では実現が難しかったことを補完してくれるような製品ではないかと思っています。 データを保護するという目的を達成するためにはどのデータ保護製品を選んでいただいてもいいのですが、データを保護するためにはそれなりの設計と設定、運用のためのスキルがどうしても必要なってきます。 単にバックアップを取る、というだけであれば何とかできなくはないかもしれませんが、非効率であったりちゃんと復旧ができるかどうか怪しいものであったり、闇雲にバックアップすればいいというものではありません。 また、昨今はランサムウェアの問題を非常によく耳にしますが、有効な手立てを講じるためには単にバックアップができる、というだけでは十分とは言えません。 データ保護の考え方とそれを実現できる仕組みが必要になってきます。 バックアップの3-2-1ルールという言葉を耳にしたことがある方も多くいらっしゃると思いますが、3-2-1の1の部分、つまり遠隔地(外部)にデータを保管するという部分は何となく実現できるものではないと思いますし、実際に3-2は実現できても1の部分は実現できていないお客様も多いのではないでしょうか? バックアップの仕組みを自立して運用できるスキルをお持ちであればABSを使わずとも済むかもしれませんが、自立的な運用に不安を感じられているお客様にはSaaSを使うことで、大事なデータを保護するということに集中できて、ハードウェアやソフトウェアの管理の手間も減らすことができますし、安心感を得られるのではないかと思います。 データもオフサイトとは言えませんが、遠隔地に保管するということが実現できます。 そういう意味でこれまでのDell Technologiesのデータ保護製品ではちょっと敷居の高いと感じられていた構築の部分をABSは補完できる製品(サービス)なのではないかと思っています。 普段お使いのスマートフォンのバックアップを手動で取るのは面倒だと感じる方は多いと思いますが、自動でクラウド上にバックアップしてくれていて、いざリストアが必要な時にリストアができる、というのはとっても便利ですよね。 それと同じようにABSも実運用にのせてしまえば、あとは自動でバックアップしてくれますので、まさにスマートフォンのバックアップの仕組みのように使えます。 そんな手軽に使えるABSをぜひ一度使ってみていただければと思います。 今回は以上となります。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 パートナーセールスエンジニア 川奈部 真 |
タグ: APEX Backup Service, Backup, PowerEdge, SaaS