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 |  Dell Technologies World 2022
      – 新しいPowerMax ハイレベルの概要④






前回の記事はこちら → Dell Technologies World 2022 – 新しいPowerMax ハイレベルの概要③


従来のプラットフォームはすぐに時代遅れとなる




皆様の中には、新しいストレージ プラットフォームを検討する際に、過去に大掛かりな移行を行ったときの複雑さコストに関するつらい記憶がよみがえることがあるのではないでしょうか?

Dellは多くのプロフェッショナル サービスを請け負ってきており、これまで何度もストレージのデータ移行作業を経験しています。そして、一般的なデータ移行の進め方について、いくつかのことを経験上知っています。次のパターンに心当たりがないか確認してみてください。

1. 従来のプラットフォーム更新サイクルは、何かしらのビジネス上の不利益を経験するところからスタートします。 以前は機能していたものが機能しなくなる、プラットフォームが適応できなくなるなどです。

2. そして、ストレージ入れ替えに伴うさまざまな準備が必要です。データ移行は大掛かりな作業になってしまうため、多くの準備が必要です。新しい予算の調査、予測、承認、さまざまなベンダーやテクノロジーの評価、そして価格の交渉を行うことになります。

3. ついに大掛かりな実際の作業が始まります。ストレージ アレイの寿命を最大限に延ばすため、搭載容量を大きく見積もって過剰に購入することがよくありますが、おそらくはソフトウェア ライセンスを追加で購入し、インストール構成データ移行に関するプロフェッショナル サービスの料金を支払うことも必要です。

よく考えてみると、この間ずっとITチーム全体の貴重な時間を奪っていることにもなります。このように、奪われた時間で起きた機会損失はどれだけになるかを考えてみてください。

残念なことに、ITインフラの更改というものは周期的なプロセスであるため、完了してしばらくすると、また計画を立てなければなりません。3年から5年のプラットフォーム寿命に縛られ、ビジネス上の重大な不利益が生じる期間が訪れるという悪循環から抜け出すことができずにいます。これは、IT組織とテクノロジー プロバイダーが長年受け入れてきた悲しい現実です。



モダナイズ イン プレース




PowerMaxは、新しいテクノロジーやイノベーションをシームレスに導入できるように設計されています。PowerMaxは、ワークロードを中断することなく、無停止で最新化できます。そして既存の投資をできるだけ再利用することも配慮しています。

これは2つの機能の組み合わせで行われます。

1つ目は、PowerMaxの包括的なソフトウェア サブスクリプションです

すべてのPowerMaxには、アレイの実行と最適化に必要なすべてのソフトウェアが同梱されています(SRDFを除く)。
• 最初の導入時、またはアプライアンスのアップグレード時に、個々の機能を有効にするためのライセンスを購入する必要はありません。ソフトウェアは常に無償で含まれています。
新機能や高付加価値のアップデートは無償で、今後も定期的に提供されます。

しかし、ソフトウェアだけではありません。 それが2つ目のハードウェア部分です。PowerMaxは、データインプレース ハードウェア アップグレードを提供し、大掛かりな作業やダウンタイム、アプリケーションへの影響なしにインフラストラクチャーを最新化できるようにします。

• コントローラを次世代バージョンに交換するだけで、現在の筐体(ドライブメディアや拡張エンクロージャも含めて)を再利用しながら、最新の性能を追加することができます。
• これらのノード(コントローラー)のアップグレードは、必要に応じて購入することができます。さらには、業界をリードするAnytime Upgradeプログラムをご利用いただくこともできます。これについては次に説明していきます。



Anytime Upgrade




Anytime Upgradeプログラムは、これまでミッドレンジNVMeストレージのPowerStoreに提供されていましたが、このたびPowerMaxにおいても提供を開始します。Anytime Upgradeプログラムは、ストレージを常に最新の状態を維持するための最も賢い方法と言えます。

Anytime Upgradeは、個別にアップグレードのオプションを購入するよりも大幅にコストを削減することができます。これだけでも大きなメリットですが、以下のようにもっとさまざまなメリットを受けることができます。

Anytime Upgradeを利用すれば、将来のハードウェア更改のための予算取りや発注の必要はありません。 Dellにご連絡していただくだけで、あとはプロフェッショナル サービスも含めてDellにお任せください。

冒頭で説明したフォークリフトのアップグレード サイクルと比較してみてください。フォークリフトによるアップグレードとは正反対で、ストレージのサービス利用をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。 データインプレースなので、データを別の場所に移動する必要はありません。バックアップ/リストアやレプリケーションなども必要ありません。また、I/Oサービスの中断もなく、予算の計画を再度検討することも、新たに承認を取るなどの労力も要りません。

Anytime Upgradeは、将来のあなたへの投資になるかもしれません。数年後に訪れるはずの無駄な時間と労力を削減できるからです。そして、時間と労力はビジネス チャンスを考える時間に充ててみてはいかがでしょうか。導入した初日から、ストレージが古くなったらどうしようか?という不安がなくなることは、日々健康に過ごすことができるということでもあります。

Anytime Upgradeプログラムのプロセスを紹介します。

1. ストレージ購入時にAnytime Upgradeプログラムを契約
2. 契約期間内であれば、いつでもアップグレードの実施が可能
3. アップグレード後にプログラムを再度契約することは必須ではなくロックインがない(競合他社のプログラムとは異なり)

Dellは、アップグレードのプログラムはこうあるべきと考えました。Anytime Upgradeは、すべてのお客様にお勧めしたいPowerMaxの新しい価値になります。



最後に


Dell PowerMaxは、妥協することなく、最も安全でインテリジェント、そして常に最新であるように設計された次世代ストレージです。

次世代のPowerMaxは、エンタープライズ ストレージにおける数十年にわたるソフトウェアの革新に基づき、以下の独特な組み合わせを提供します。

● 強固なサイバー レジリエンス
● インテリジェント
● オートメーション
● 継続的な最新のストレージの利用



Itzik Reich
VP Technologists, ISG
Dell Technologies



 

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