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 |  マルチベクタークーリング2.0
     君は本当にPowerEdgeサーバーの排気温度を下げられるのかい!?

   
       
   
       





■目次

1.序章
2.検証環境
3.マルチベクタークーリング2.0の設定
4.冷却設定変更による排気温度測定
まとめ




1.序章

PowerEdgeサーバー14Gから登場した空冷テクノロジー「マルチベクタークーリング」をご存じでしょうか。
新しい世代のPowerEdgeサーバーでは熱設計の見直しが行われ、サーバー内部のレイアウトが大きく変わっています。



※ 「マルチベクタークーリング2.0」の全ての機能を使用するにはiDRAC Datacenterライセンスが必要になりますのでご注意ください。

本ブログでは新世代PowerEdgeサーバーの排気温度を下げることが出来るのか??「マルチベクタークーリング2.0」の実力を確認したいと思います!!




2.検証環境

弊社カスタマーソリューションセンターで会議室とPowerEdge R650を借りて検証を実施しました。



PowerEdge R650に搭載したiDRAC9のライセンスは以下のとおり「Datacenter」です。
iDRAC9のファームウェアバージョンは「4.40.20.00」になります。





3.マルチベクタークーリング2.0の設定

iDRACログイン後に「設定」 – 「システム設定」 – 「HW設定」 – 「冷却設定」、「PCIeエアフロー設定」に遷移します。
この中で冷却設定変更ができます。
※ 「マルチベクタークーリング2.0」という設定項目はありません。



冷却設定は、iDRAC Enterpriseライセンスでも一部機能は利用できます。
例えば、5段階あるファンオフセットです。こちらは設定変更可能です。

以下赤枠部分についてはDatacenterライセンスが必要になります。



Datacenterライセンスの利用シーンの例は以下になります。

① サーバー背面から出る排気温度に閾値を設けたい。(40℃以上になったらファンの速度を上げて冷やしたい。 参考情報:デフォルト設定は70℃)
② サードパーティー製(Dell Factory Shipped以外)PCIeカードを搭載する場合
(この場合自動設定が利かないため手動で風量(LFM)調整が必要になることが考えられます。)

以下NEC様の「Vector Engine」をPowerEdgeサーバーに搭載する場合はサードパーティー製カードに該当します。この場合、「PCIeエアフロー設定」から手動で風量を調整することが出来ます。

Vector Engine動作確認済サーバー
https://jpn.nec.com/hpc/sxauroratsubasa/specification/VHselection.html




4.冷却設定変更による排気温度測定

以下を実施し、システム排気温度が44℃→38℃まで下がりました。



以下を実施し、システム排気温度が44℃ → 31℃まで下がりました。



ファン速度オフセット毎(オフ→低→中→高・最大)にファンのPWN、回転数を確認しました。
以下のとおりの結果が出ました。





まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。
色々触って試すことによってマルチベクタークーリング2.0が非常に冷却効果に優れた空冷テクノロジーということを改めて理解することができました。冷却効果を高めるためにファンの回転数をあげると騒音レベルが上がります。
この点はご留意ください。

昨今、サーバーを取り巻く環境はCPU、GPUの高性能化、メモリなどサーバー筐体内の高密度化のため、熱問題をどう解決するか?というのが課題になってきております。

Dell Technologiesではラックの水冷対応、CPUの水冷対応、マルチベクタークーリング2.0の空冷対応など熱問題を解決する術を持ち合わせております。熱問題について課題などありましたら担当までお問い合わせください。



パートナーセールスエンジニアリング本部
中野 修
2021/07/06


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