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| VxRailは自動化の中心プロダクトに進化した! | |
(v4.7.100+Smart Fabric Services) |
ゴールデンウィーク中に開催されていた弊社のワールドワイドイベント Dell Technologies World(略してDTW)はご存知でしょうか。毎年この時期に開催されており、今年も1万4千人以上もの参加者が集まり、120社のスポンサー様と出展者様に支えられ、400以上のブレークアウトセッションが行われました。このフィードバックイベントを東京、福岡、名古屋、大阪の4か所で開催しますので是非お越しください。 Dell Technologies World フォローアップセミナー 参加お申込みサイト https://www.info-event.jp/dell/dtw/schedule/ 今回のDTWでは VMware社とDell EMC社が共同のクラウドストラテジーとして「Dell Technologies Cloud」と言うものを発表し、日本国内でも話題になっています。この中核製品となっているのがVMware純正HCIアプライアンスとも言うべきVxRailです。今回の発表では「データセンター全体のクラウド化=自動化&シンプル化」として、VMware Cloud FoundationをVxRailのオプションとしてリリースをしました。これによりVMwareが提唱するSDDCを確実且つシンプルに導入できる唯一のパッケージソリューションとして進化をしたことになるわけですが、実はVxRail単体でも自動化の実装を着実に行っています。 VxRail v4.7.100の追加機能はマイナーバージョンアップではない?? 以前の投稿ではv4.7.000+Smart Fabric Servicesでの自動デプロイについてご紹介していますが、さらにv4.7.100では『運用の自動化」を実装し、運用をシンプル化しているのですが、v4.7.100にはいくつもの大きなアップデートが含まれています。 〇VxRail v4.7.100注目アップデートポイント ・2ノード構成のサポート ・VxRail ManagerのGUI機能をvSphere Web Clientへ統合 ・VxRailイベントのvCenterイベントビューへの統合 ・ESXiノードのホスト名, IPアドレスの変更をvSphere Web Client上に実装 ・ESXiノードの削除操作をvSphere Web Client上に実装 ・ドライブファームウェアやPSUファームウェアなどのアップデートを統合アップデート内でサポート ・DNS及びNTPサーバのホスト名/IPアドレスの変更をインタラクティブCUIに実装 ・Dell EMC OS10スイッチのSmart Fabric Services連携をサポート V4.7.100での大きな3つのエンハンスポイント ビジネスインパクトのありそうなのは2ノード構成のサポートだと思います。最小規模導入ができるようになったので、拠点サイト(Remote Office/Branch Office)への導入がしやすくなりました。また、運用面での最大の変更点はGUIがvSphere Web Clientへ統合されたことです。シンプルで分かりやすかったVxRail ManagerをvSphere Web Clientの追加ペインとして組み込みました。そして、拡張やパーツ交換時に利用される管理データベース編集が伴っていた各種IPアドレス/ホスト名の変更が容易になりましたし、1パッケージで実現できる統合アップデート処理で物理層のファームウェアまでが対象となり、運用管理面がさらに向上しています。 そして、最後に挙げさせていただいているSmart Fabric Servicesとの連携が追加されました。 VxRail v4.7.100+Smart Fabric Servicesでネットワーク管理も統合 前バージョンでの「ネットワークまで含めて初期設定が全自動です!」は確かにバリューではあるのですが、運用に入ってしまうとその恩恵を受けることが無くなるので、あまり強い反響は得られていませんでした。しかし、今回の連携は運用後でもバリューがあります! 〇VxRail v4.7.100+Smart Fabric Serviceの新しいバリュー ・vSphere Web Clientを通じてネットワークスイッチの物理情報が確認できる ・vSphere Web Clientを通じてネットワークスイッチの物理ポートの構成を変更できる ・vSphere Web Clientを通じてL2ボンディングポートチャネルを構成することができる ・vSphere Web Client上で仮想ネットワーク構成(VLAN)を変更するとそれに追従してネットワークスイッチの必要ポートのVLAN構成も変更される ・VxRailのノードの追加, 削除作業に追従してネットワークスイッチの必要ポートの構成が変更される こんな機能紹介がReadMeなどに記載されているのですが、シンプルに言うと「vSphere Web Clientでネットワークスイッチまで管理できる」と言うことにまとまります。例えばSmart Fabric Servciesを構成したスイッチ群(クラスタ)がどのようになっているかを確認することができます。 vSphere Web Client上でスイッチの物理情報が確認できる VxRailのノード(ESXi)の物理NICがどのスイッチのどのポートに接続されているか、がvSphere Web Clientの管理情報から確認することができます。仮想インフラの管理者様視点でネットワーク層までステータス確認できるのは運用面でかなり利便性が高くなるのではないでしょうか。 ESXiの監視情報ページでネットワーク層の確認ができる この環境の構築ももちろん難しくありません。次回以降で構築のための情報収集方法や導入の流れについてもご紹介したいと思いますのでご期待下さい! パートナーセールスエンジニア 石塚 智規 バックナンバーなぜサーバ/仮想化SEが「ネットワーク力」を付けなければならないのか?VxRailは自動化の中心プロダクトに進化した! (v4.7.100+Smart Fabric Services) VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~準備編~ VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~導入編~ VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~管理編~ |
タグ: HCI, Network, Smart Fabric Services, vSAN, VxRail