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 |  BOSSについてのよくある質問

   
       
   
       
   
    







みなさま、こんにちは。
Boot Optimized Storage Solution(通称BOSS)については、これまでもご紹介をしてきましたが、最初は1種類しかなかったBOSSが今ではいくつかの種類に分かれて提供されるようになり、どういう違いがあるのかどんなサーバーに搭載できるのか等、少し情報の整理が必要そうな状況になってきたと思いましたので、以下QA形式でお話させていただこうと思います。




Q1. BOSSって単語を時々聞くけど、これは何?

BOSSはR640やR740等の第14世代のサーバーから搭載されるようになったOSのブート領域用に使われる専用のデバイスになります。M.2 SSDが利用されます。以下のブログでもご紹介している通りです。
BOSSってなんだろう?~PartnerSEつぶやきブログ~

BOSSと一言で言っても実は今は3種類もあります。

 1. BOSS-S1 Adapter 第14世代以降のラックマウントサーバーに搭載されるタイプ
 2. BOSS-S1 Modular モジュラー型サーバーに搭載されるタイプ
 3. BOSS-S2 R650やR750等のラックマウントサーバーに搭載されるタイプ

これまでBOSSに触れたことがある方であれば、上記1、つまりはラック型サーバーのPCIスロットに搭載されているBOSS-S1を触ったことがあるということになると思います。
上記3のBOSS-S2は最新のサーバー(2021年5月時点で)の一部機種で選択可能となっています。全機種で搭載可能というわけではない点はご注意ください。




Q2. そもそもBOSSってなんで必要なの?ハードディスクを搭載してそこにOSをインストールすればいいのでは?

サーバーのお腹のディスクスロットにディスク(HDDやSSD)を搭載し、そのディスクにOSをインストールして使うからそれでいいというケースはよくあると思います。その際にOS領域として専用のディスクを数本アサインしてRAID構成を組み、ユーザーデータを格納するために別途ディスクを用意してそのディスクもRAIDを組むといった形で利用するケースはあると思います。これは使い方として間違った使い方でもありません。
ただ、この使い方の場合、OS領域とユーザーデータを格納する領域が必要となるため、純粋にユーザーデータを格納する領域としてディスクスロットに搭載したディスクを使いたいという場合にはOS領域が邪魔になってしまうことになります。OS領域としてデータ領域と別にRAIDを組む場合には尚更ユーザー領域として確保できるディスク容量が減ることになってしまいます。

上記のような状況を回避するためにSDカードにOSを入れて、ディスクスロットのディスクはユーザーデータを格納する領域として使うといった方法が流行った時期もありました。現在もこの構成を組むことはできます。SDカードはコストメリットに優れ、SDカードを2枚搭載してミラーリングによる冗長構成が可能なので、SDカードを使いたいというニーズは今もあるようです。

ただ、SDカードを選ぶ際に認識しておく必要があるのは、SDカードはRead・Writeに対する耐性が高いわけではなく、また容量もSSDやHDDのようなディスクやBOSSに搭載できるM.2 SSDと比べても小さい(16GB~64GBの製品がラインナップされている)ので、選択するOS(特にWindows Server)によっては容量が小さいと感じられたり、実際にサーバーを運用していく中でパッチ適用が必要な局面等でSDカード上の空き容量が不足してしまって、Update作業に支障がでてきてしまったりするケースが起きうる可能性があります。
そのため、SDカードを選択する場合は、どのように使うのか(OS領域が最大64GB程度で足りるか?やOS領域に頻繁に読み書きしたり短時間でもディスクに高負荷がかかったりしないか)を理解した上でご選択いただくことをお勧めします。

BOSSはSDカードと同じようにディスクスロットを消費することなく、OSのインストール先として使用することができ、またSDカードよりも大容量(2021年5月時点では最低でも240GB以上)かつある程度書き込み・読み込みの耐久性を持ったM.2タイプのSSDが使用されています。SSDということもあり、一般的にSDカードよりも故障率も低い製品となります。BOSSに搭載したSSDはPERCと言われるRAIDコントローラーとは別に管理され、ハードウェアRAIDを構成できます。SDカードの弱点を克服した堅牢なブートデバイスになっています。
また、BOSS-S1では、PCIスロットに搭載されるタイプでしたが、BOSS-S2が新たにリリースされ専用スロットが用意される形となりました。このBOSSですが、Dell Technologiesの各種のHCI製品のほとんどで採用されており、ブートデバイスとして活用されています。BOSSの存在によって、ディスクスロットに搭載したディスクが各種HCI製品のSDSの機能を存分に活用できるよう構成されています。HCI製品環境ではBOSSが縁の下の力持ち的な存在になっており、無視できない重要なパーツとなっています。

以上、使い方次第でブートデバイスを選べばいいのですが、耐久性も高くユーザーデータの保管先となるディスクスロットも消費することがなく、OSインストール先として必要十分な容量を確保した専用のブートデバイスを選んでいただく価値は大きいものと思います。
サーバーに搭載したDiskにOSをインストールするケース、SDカードにインストールするケース、BOSSにインストールするケース、それぞれを特徴やメリットやデメリットを記載してみましたので、参考にしてください。





Q3. SDカードを搭載してそこにvSphereをインストールしてブートデバイスとして使っていただけど、SDカードではダメなの?

Q2の内容に関連しますが、もう少し追加の説明を書かせていただこうと思います。
SDカードは引き続きブートデバイスとしてご利用いただくことができます。vSphere自体はSDカードに頻繁に読み書きを繰り返して高負荷をかけるものではありませんが、SDカードにvSphereを入れた後に残りのディスク容量で構成されるVMFS領域に仮想マシンを収容して動かすような使い方は避けるべきと考えます。
また関連する話として使用するvSphereのバージョンによってはパーティションの切り方が異なるので、その点は一応ご認識ください。

 ESXi 7.0 をインストールまたはアップグレードするためのストレージ要件
 ESXi 6.5 をインストールまたはアップグレードするためのストレージ要件

BOSSはSDカードの利用を避けるためのものではありませんので、お客様のご要望に合わせてBOSSまたはSDカードをご選択ください。
弊社ではSDカードは以下のようにラインナップしております。





Q4. BOSSはどこに搭載されているパーツなのだろうか?

BOSS-S1とBOSS-S2とで搭載位置が異なります。

BOSS-S1の場合



PCIスロット(上記でいうスロット1やスロット2など)に搭載される形となります。

BOSS-S2の場合



PCIスロットを利用せず、電源モジュールの横に専用スロットが配置されています。上の図では左端に搭載されています。




Q5. BOSS-S1やBOSS-S2のスペックや詳細情報を知りたい

簡易的なスペックの情報は以下をご覧ください。



その他詳細情報は以下のユーザーガイドにてご確認ください。

 Dell EMC起動最適化サーバ ストレージS1 ユーザーズ ガイド
 Dell Technologies Boot Optimized Storage Solution-S2 ユーザーズ ガイド




Q6. BOSS-S2が搭載可能な機種はどんな機種になるの?

BOSS-S2が搭載可能な機種は限定されています。以下は現時点(2021年5月時点)でBOSS-S2が搭載可能な機種を示したものになります。R6515やR6525などのAMD製CPUかつ1ソケットのモデルについてはBOSS-S2が選択できません。





Q7. BOSSは冗長構成が組めますか?

上記にも記載がありますが、M.2 SSDを2枚搭載して冗長構成が組めます。OSをインストールする先のディスクであるため、必ず冗長構成で(RAID1を組んで)ご利用ください。




Q8. BOSSは活性交換ができますか?

BOSS-S1とBOSS-S2で回答が分かれます。

BOSS-S1はPCIスロットに搭載されているので、M.2 SSDの故障で交換が必要になった場合には、サーバーの蓋を開ける必要があります。その際稼働中に蓋を開けるわけにはいきませんので、サーバーの停止が必ず必要となります。つまり活性交換はできない、という回答になります。
一方でBOSS-S2の場合は、Q4の箇所で見ていただいた通り、専用のスロットに各SSDが搭載されており、外側からドライブキャリアのハンドルを操作することで個々に取り外しが可能となっています。またホットプラグに対応しているため、活性交換が可能となっています。



以上、今回はBOSSについてまとめさせていただきました。BOSSは今後もさらに進化を遂げるのかもしれませんが、現時点でも十分な機能を提供しており、非常に重要なパーツの一つになっています。HCI製品だけでなく、共有ストレージを活用した仮想化環境を作る際にサーバーのブートデバイスとして使っていただく形でも、サーバーのローカルディスクをあまり必要としない環境でのブートデバイスとしてでも、利用いただく局面は多いものと思います。PowerEdgeサーバーを選択いただく際には、ぜひBOSSの利用もご検討いただければと思います。


パートナーセールスエンジニア
川奈部 真
2021/06/09


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