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 |  Dell Technologies World 2022
      – PowerStore 3.0の登場 ハイレベルの概要④






前回の記事はこちら → Dell Technologies World 2022 – PowerStore 3.0の登場 ハイレベルの概要③


VMware環境の飛躍的な進歩を実現




PowerStoreは、当初からVMwareとの緊密な統合で知られていましたが、今回のリリースでは、それがさらに進化しています。このリリースでは、その強化された機能をいくつかご紹介します。

エンドツーエンドのVMwareの可視性:

● 1.0では、vVolベースのVMに対してVMレベルの可視性を提供しました。
● 2.0では、VMwareホストの可視化を追加しました。
● 今回の3.0では、PowerStore Manager内で、あらゆる種類のVMwareとPowerStoreオブジェクトの関係を確認できるようになりました。

データストアとバックエンド ストレージ(ストレージ コンテナ、ボリューム、NFSファイルシステム)間の関連性を表示します。ブロック(VMFS)、ファイル(NFS)、またはvVolsデータストアに保存されているVMの情報を表示します。外部ストレージと内部ストレージでホストされているVMのために動作します。

単一のインターフェースからこれらの関連付けを確認できるようにすることで、以下のことが可能になります。

● 全体的なIT管理リソースを削減
● 人的エラーの軽減
● vSphere環境でPowerStoreストレージがどのように消費されているか、パフォーマンスと利用状況に関する洞察を提供し、全体的な効率を高めてコストを削減

また、その一方でより多くのPowerStoreサービスをvSphereから直接プロビジョニングできるようにします。 直接的にアプリケーション所有者に権限を与え、ソリューションへのパスをより早く提供します。
● vSphereを使用して、レプリケーションやスナップショット ポリシーなどのVMレベルのPowerStoreサービスを構成することができるようになりました。
● SPBM (Storage Policy Based Management) for vVolsやVSIプラグインを利用できます。

PowerStoreOS 3.0は、PowerStore ManagerとvSphereのどちらの管理方法を選択しても、ワークフローを合理化し、目標を迅速かつ容易に達成できるよう支援します。

柔軟なデータストア:あらゆるVMwareワークロードをサポートします。

NFSのサポートにより、PowerStoreはVMware向けの高性能なファイル(NFS)、vVols、ブロック(VMFS)ソリューションを実現します。
● VMwareのお客様の自由なイノベーションを支援
● vSphere環境におけるPowerStoreの価値を向上


あらゆるVMwareワークロードを保護


● 新しいネイティブvVolsレプリケーション
● SRMによるオーケストレーテッド フェイルオーバーのサポート
● PowerStore 500を含むすべてのモデルでサポート(当初はTのみ、Xは将来のリリースでサポート予定)
● ESXiホスト向けの新しいネイティブメトロブロックレプリケーション
● 新しいファイル非同期レプリケーション

高速なVMwareソリューション – クラス最高の技術的優位性を実現「vVols-over-NVMe/FC

以前は、vVolsを実行するVMwareのお客様は、標準的なFCまたはiSCSIを使用する必要がありました。DellとVMwareは、NVMeソリューションのデザイン パートナーとして協業しており、新しいvVols-over-NVMe機能はPowerStoreの既存のNVMe/FCを活用し、VMwareはvSphere 7.0からサポートしています。ホストはNVMeまたはNVMe-vVolのいずれかになります。また、vVols-over-NVMe/TCPは、vVols-over-NVMe/FCとほぼ同じ基盤であるため、近々のリリースが期待されます


XCOPYのオペレーションが最大10倍高速化


この改善は、VAAI XCOPYコマンドをより効率的に利用することに基づいています。これは、VMware環境における、あらゆるコピー操作に適用されます。たとえば、テンプレートから仮想マシンのコピーが展開された場合などです。実際の使用例としては、デスクトップ プールの作成時や、VMware Horizon(VDI)内のログオフおよびリフレッシュ フェーズにおけるパフォーマンスの向上が挙げられます。これらの操作は非常に書き込みが多いため、この改善された機能の恩恵を受けることが期待できます。新ソフトウェアの出荷開始が近づくにつれ、より詳細なソリューションの分析とテスト結果が明らかになりますのでご期待ください。


100Gb NVMe/TCP


100Gb NVMe/TCPは、vVolsを使用しないVMwareワークロードに大きな利点を提供します。

これは、VMwareにとって非常に重要な機能強化です。業界唯一のVMwareハイパーバイザー内蔵のアプライアンス上でVMwareアプリケーションを直接実行することができます。


vVol レプリケーションには、VMware SRM が必要ですか?

いいえ。しかし、SRM を使用すると、コンピュート レベルとストレージ レベルの両方においてフェイルオーバーのオーケストレーションが可能になります。SRM を使用しない場合、VMware PowerCLI コマンドを使用して完全なフェイルオーバーを実行することができます。また、ストレージのフェイルオーバーは、PowerStore Manager REST APIを使用して行うことができます。



サイバーセキュリティの強化




サイバーセキュリティに話を移しましょう。PowerStoreは、モダン データ時代に開発を開始しました。つまり、開発当初からサイバー セキュリティを念頭に考えられた開発プロセスとなっています。

このプラットフォームは、リスクを最小限に抑え脆弱性に対処するために設計され、幅広いサイバーセキュリティ機能を提供しています。Dellのセキュア開発フレームワークは、幅広い業界標準とサイバーセキュリティのベスト プラクティスを統合したNIST(National Institute of Standards and Technologies)サイバーセキュリティ フレームワークに遵守しています。今回のリリースでは、PowerStoreの継続的なセキュリティ開発プロセスによって、より高度な脅威に直面しても安全性とデータの完全性を確保できるように設計された新機能を搭載しています。ここで新たに搭載されたサイバーセキュリティ機能について、いくつかご紹介します。


外部キー マネージャーのサポート:


● PowerStoreは当初からData-at-Rest Encryption (D@RE)をサポートし、独自の内部キー マネージャーを使用してきました。今回のPowerStoreOS 3.0では、サードパーティの外部キー マネージャーをサポートしました。アレイ全体の盗難から保護し、D@REのセキュリティを向上させます。また、お客様は現在使用しているサードパーティのキーマネージャーを活用することができ、コストと労力を削減します。
● PowerStoreは、IBM GKLM、Thales CipherTrust、Dell CloudLinkなどの一般的なKMIPベンダーをサポートする予定です。


エンドツーエンドでFIPS 140-2に準拠:


● ベースシャーシと拡張エンクロージャーの両方を含むすべてのアプライアンスモデル、およびNVRAMやデータドライブを含むすべてのメディアを含みます。

Hardware Root of Trust(HWRoT)およびセキュア ブート:


すべての第2世代ハードウェア モデル(PowerStore 500を含む)は、HWRoTを提供する新しいIntel CPUチップセットをベースにしています。この認定チップにより、工場から出荷されるハードウェアがサプライ チェーンのどの時点でも改ざんされていないことを確認できます。システム上のエンクロージャー管理ソフトウェアを介して提供されるセキュア ブートおよびx86セキュア ブート テクノロジーを通じて、ファームウェア イメージとオペレーティング システムの次のセキュリティ機能を提供します。

● マルウェアによる改ざんからシリコンをベースにした不変の保護機能
● 起動時にファームウェア イメージとオペレーティング システムのブートローダを認証
● サプライ チェーン全体、またはインストール後に悪意のある変更が行われていないことを保証
● デジタル署名されたファームウェア アップグレードは、信頼できるルートがすべての署名されたアップグレード ファームウェア イメージを認証



PowerStore 500が新たにスケールアップをサポート




最後にコントローラーの新モデルについて説明する前に、今回のソフトウェア リリースがエントリー モデルであるPowerStore 500にも良い影響を与えていることについて紹介したいと思います。PowerStoreOS 3.0へアップグレードすることにより、PowerStore 500はとても強力なストレージ ソリューションとなります。3.0ソフトウェア アップグレードによって、新しいNVMe拡張エンクロージャーに対応し、アプライアンスあたりの有効容量を4.7PB以上に拡張することができるようになりました。

もちろん、スケールアウトも可能で、PowerStore 500はクラスターあたり18.8PBeに達することができます。つまり、PowerStore 500は、エントリー モデルはありますが、スケールアップとスケールアウトのどちらにも対応できるようになりました。さらに、ネイティブなメトロ シンク レプリケーション、その他パフォーマンス、エンタープライズ ファイル、VMware、サイバー セキュリティの各機能を備えながら、エントリー価格で非常にお求めやすくなっています。PowerStore 500は、エッジやROBOを含む様々なソリューションにおいて、これまで以上に人気のある選択肢となることでしょう。



次世代PowerStoreノードのアップグレード




それでは次に、第2世代アプライアンスについて説明します。ここで、Anytime Upgradeのお客様にとって嬉しいニュースがあります。現在Anytime Upgradeをご契約のお客様は無停止のデータインプレース アップグレードの対象となります。
● 無停止のデータ インプレース アップグレードが可能です。
● 追加料金なしで提供されます。
デプロイメント サービスはAnytime Upgrade契約に含まれます。

Anytime Upgradeの契約をしていないお客様は、DIP(Data In-Place)アップグレードを実施することで第2世代にすることができる予定です。コントローラーを交換するだけですので、元のシャーシ、ドライブ、拡張エンクロージャーはそのまま使用できます。そしてアップデート後も同じFRU/CRUをサポートします。なお、DIPアップグレードについては次項で説明します。

第2世代モデルはHWRoTとセキュア ブートに対応していますので、アップグレードすることでサイバー セキュリティの付加価値を利用できます。

PowerStore 500は新しいソフトウェアにアップデートできますが、実はこのエントリー モデルは発売当初からすでに第2世代アーキテクチャーに基づいていたため、今回の発表ではハードウェアに変更はありません。そして、1000以上のモデルについては第2世代が今回リリースされました。名称は “x200″です。ここでご注意いただきたいことは、第2世代アーキテクチャーには7000に相当するモデルはありません。このタイミングにてPowerStoreの2つのトップモデル(7000と9000)を統合し、最高の性能をより低いコストでお客様に提供するという判断を行いました。

そして、7000のお客様でAnytime Upgrade Standardを契約している場合は、新しい最上位モデルである9200へのアップグレードすることができるという思いがけないニュースとなりました。



このリリースを活用する3つの方法




この第2世代アーキテクチャーを利用するには、3つの方法があります。

1. 新規購入:今回発表の新モデルが出荷開始になると、ソフトウェアとハードウェアの両方において、これまで説明したすべてが新しいベースラインとなります。

2. 既存のお客様向けのDIPアップグレード(将来のリリースで利用可能):PowerStoreアプライアンスには、すべてのソフトウェアが同梱されています。ソフトウェア ライセンスの購入や更新をする必要はありません。PowerStoreOSは無償で提供され、その後も継続的にアップデートされます。既存のお客様は、オプションで第2世代アーキテクチャーへのアップグレードが可能となる予定です。完全に無停止で、簡単に実行することができます。現在お使いのSSDや筐体をそのまま利用できるため、費用対効果に優れるとともに、投資効果が高まります。

3. Anytime Upgrade:PowerStoreの適応性の高いアーキテクチャーを活用する最もスマートな方法です。Anytime Upgradeのサービス契約にはアップグレードに関わる費用がすべて含まれており、お客様のPowerStoreソリューション全体を最新化することができます。PowerStoreOS 3.0と第2世代アーキテクチャーのハードウェアが提供され、Anytime Upgrade Selectでは上位モデルやスケールアウトも選択可能です。そしてAnytime Upgradeにはデプロイメント サービスが含まれています。お電話1本でインフラ全体を変革することができます。お客様はアップグレードのタイミングを選択し、それ以外はすべてDellにお任せください。これは正に、オンプレミスのストレージでクラウドのような体験になるでしょう。PowerStoreでは、ハードウェアの更新もソフトウェアのように感じいただけると思います。※DIPアップグレードは将来のサービス パック リリースをお待ちください。



まとめ




最後に今回のPowerStore発表についてのおさらいをします。

PowerStore 3.0は、1.0と2.1リリースの大きな勢いをそのままに、さらに進化を続けています。

そして、Anytime Upgradeは、常に最新の情報を提供し、今日購入したPowerStoreソリューションが将来も必要な機能を提供し続けることを保証します – あなたのビジネスがいかに予測不可能であったとしても。

PowerStoreでは、シンプルなものはシンプルなままです。この適応性が高く、常に革新的なプラットフォームは、長期的なビジネスの優位性をもたらすでしょう。





 

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