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こんにちは。
Dell EMCでBigData / AIソリューションを担当しているエンジニアの山口です。
前回の石塚・片山が投稿したvSphere7 What’s newに続いて、私からはvSphere7で搭載された目玉機能であるコンテナの概要をご紹介します。AIの導入にはコンテナを利用することも多く、私個人としてもvSphere7にはとても期待しています。
昨年のVMworld2019ではvSphereにKubernetesを統合するProject PacificTanzuが発表され、今回のvSphere7の発表に合わせて、Tanzu Portfolioにコンポーネントが追加・再構成されました。これまでのvSphere6.xまでは無い言葉や機能なのと、次回以降のブログをより理解していただくために整理していきたいと思います




■目次

・ Tanzu Portfolio
・ Tanzu Kubernetes Grid Requirements




■Tanzu Portfolio

Tanzu Portfolioのロゴは七角形でKubernetesのロゴをベースにしているのが想像できます。Tanzu Portfolioはモダンアプリケーションの開発(Build)、実行(Run)、管理(Manage)を行うためのブランドで、開発(Build)で開発者に焦点をあて、Kubernetesでそれらを実行(Run)し、Kubernetesクラスタを管理(Manage)します。これらの3つのメッセージを実現するために、Tanzu Portfolioには次のコンポーネントが含まれます。




それでは1つずつコンポーネントをご紹介します。

Spring Runtime

Spring RuntimeはJavaのフレームワークの1つであるSpring FrameworkとOpenJDKのディストリビューション、Apache Tomcatをパッケージングした商用版です。
Spring RuntimeはTanzuによってSpring、OpenJDK、Apache Tomcatの商用サポートを提供するので、安心してOpenJDK、Spring、Apache Tomcatを利用した開発をすすめることができます。




Tanzu Application Catalog

Tanzu Application CatalogはBitnamiが提供していたアプリケーションカタログをリブランドしたセルフサービス型カタログサービスで、これまではProject Galleonとよばれていました。カタログで提供されるコンテナやチャート(※1)のバージョンアップなどのメンテナンスはTanzuから提供されるため、Tanzu Application Catalogを利用する企業では利用するOSSを標準化することができます。
※1 Kubernetesのパッケージマネージャであるhelmで利用されるパッケージ




Tanzu Build Service

Tanzu Build Serviceは、本番環境に対応したOCIイメージの構築、維持、更新を自動化するCloud Native Buildpackです。特徴はKubernetesのリソースコントローラであるkpackが含まれ、インターフェイスとしてCRD(Custom Resource Definition)を提供し、kubectlを含むKuberntest API経由で利用できます。




Tanzu Application Service

Tanzu Application ServiceはPivotalが提供していたPivotal Application Service(PASをリブランドしてTanzu Portfolioに組み込まれたクラウドネイティブアプリケーションのプラットフォームです。NSX-Tが統合されているのでコンテナ-to-コンテナネットワーキングの制御を行うことができます。




Tanzu Kubernetes Grid(TKG)

Tanzu Kubernetes GridはVMwareの提供するKubernetes ディストリビューションで、オンプレ、プライベート/パブリッククラウドで展開できます。Project PacificやPivotalが提供していたPKSが含まれます。




Tanzu Mission Control

Cloud Native Computing Foundation(CNCF)に準拠しているKubernetesクラスタ(オンプレやクラウド)のライフサイクルとポリシー管理コンソールです。主に次の機能を提供しています。
・Kubernetestクラスタのライフサイクル管理
 Kubernetesクラスタの展開、スケーリング、アップデート、削除を行います。
・ポリシー管理
 アクセス権、ネットワーク、レジストリポリシーを一括適用します。
・クラスタ監視
 セキュリティや構成の問題を監視します。





Tanzu Observability by wavefront

Tanzu Observability by wavefrontはKubernetesクラスタの監視と最適化を実現するストリーミング分析プラットフォームで、アプリのワークロード、サービス、インフラのモニタリングと分析を提供するSaaSベースの分析ソリューションです。




このようにTanzu Portfolioには開発者とIT管理者がKubernetesクラスタをアプリ開発と運用面で利用しやすいコンポーネントと機能が詰め込まれた製品群となっています。



上述のとおりTanzu Portfolioは複数のコンポーネントげ構成されるため各コンポーネントごとに要件がありますが、この記事では特に注目を浴びているTanzu Kubernetes Gridの要件についてご紹介します。




■Tanzu Kubernetes Grid Requirements

Tanzu Kubernetes Gridはリソース要件だけではなく構成も細かい要件があるため導入時には公式ドキュメントを事前によく確認していただくことをお勧めします。次の表は要件の一部になります。



No.1-4はクラスタ構成によって変わってくるので参考値としてください。
No5からはネットワークの要件を記載しています。Tanzu Kubernetes GridはvCenterからウィザードをつかってKuberenetesを有効にしますが、ウィザードの最初のステップでNSX-Tを導入しコンテナネットワークを構成します。



Kubernetesを利用するにはNSX-TやKubernetesの内部ネットワークなど、多くのネットワークの知識も必要なのが推測できるのではないでしょうか。

ここまでTanzu PortfolioとTanzu Kubernetes Gridの要件をご紹介しました。インフラエンジニアにはなじみのなかった言葉や、概念があり理解するには時間がかかると思います。ですが、今後は確実にモダンアプリケーションが求められ、コンテナが検討・導入されてデジタルトランスフォーメーションが進んでいく時代になっていきます。Kubernetesを学ぶには今からでも遅くはありません。とういことで、次はコンテナのおさらいとvSphereでコンテナを利用するメリットを当社のエーストレーナーの坂井がご紹介します。

Dell Technologies
ソリューション本部
シニアプリンシパルエンジニア 
山口 



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