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 |  いまさら聞き難い・・・コンテナって何なの?何でvSphere上にコンテナ??
   
       
   
       
   
    





こんにちは。Dell EMCでお客様向け、パートナー様向け、社内向けに技術トレーニングを提供しております、テクニカルインストラクターの坂井です。
普段はDell EMCのエンタープライズ製品と、VMware製品の技術トレーニングを提供しています。上記の顔以外にも個人的な活動としては次のような側面でVMware及び仮想化、クラウドソリューションを盛り上げるため日々活動をしております。

・vExpertとして、個人ブログ “Lab8010”及びツイッター(@lab8010)上での技術情報の配信
・2020年4月より日本国内第2号のvExpert Proとして、国内を中心に将来のvExpertの発掘

さて前回、前々回では、vSphere7から新たに登場したコンテナに関してのソリューションについてのVMwareの取り組み、新たなアプローチについて当社vExpert達が多くを語ってくれました。今回私坂井からは、“いまさら聞き難い・・・コンテナって何なの?何でvSphere上にコンテナ??”というテーマで、よりベーシックな所を説明させていただきます。



■この記事のゴールは次の通りです。

・ “どうしてVMwareがコンテナにフォーカスをしているのか?”が分かるようになる
・ “コンテナはLinux上で動かせるのに、どうしてVMware製品で動かす必要があるのか?”を理解出来る
・ “仮想マシンしか触ったことがないエンジニアがどうやってコンテナを勉強すればよいか?“が分かる
・ まとめ



■どうしてVMwareがコンテナにフォーカスをしているのか?

ビジネスでは、スピードが重要です。いかに利用者のニーズに沿った要件で、ソリューションを提供出来るかというのは企業の成長でとても重要です。また、現在では一個人が1つ以上のネットワークに繋がるデバイスを用いて、生活に必要な情報を得たり、娯楽としてスマホアプリを通じてゲームを楽しんだりしています。ITは生活に根付き、もはや欠かせない存在です。答えはシンプルであり、コンテナはよりスピーディーにソリューションを提供してくれる存在です。

仮想マシンではそれが実現出来ないのでしょうか?スピーディーにソリューションを展開、変更、管理を行うことを考えた場合に、仮想マシンの場合OSを含む管理単位はリソース消費量、パッチ適用などいくつかのチャレンジがあります。コンテナは、仮想マシン内のアプリケーションを、これまでの物理マシンに紐付いたOSを仮想マシンとして切り出したような存在です。物理マシン時代から仮想マシン時代に移行したことで、いくつかの柔軟性/伸縮性/俊敏性を得たインフラストラクチャですが、現在ではこれを上回る物が必要になりました。

それを解決してくれるのがコンテナでした。コンテナは多数のアプリケーションの展開、管理を容易にしてくれる存在です。VMworld 2019にて、VMwareのCEO パット・ゲルシンガー氏は次のスライドを用いてこれまでとこれからのアプリケーション市場の成長について言及しています。

VMworld 2019 Europe Day 1 General Session(09:50から10:30をご覧ください)
既に2009年から2019年に至るまでで展開されたアプリケーションの数は、全世界で5200万から3億3500万に至ったという事実があります。



また今後の市場予測としては、2024年までには現在の2倍を上回る約7億9200万のアプリケーションが世界中に存在すると考えられています。



こうしたデータに基づくと、アプリケーション時代を支えるためにコンテナが活躍出来る場が今後飛躍的に伸びていく事は容易に想像出来ます。この事が、VMwareという”仮想マシン”を中心にビジネスをしてきた会社が、新たにコンテナ市場にもビジネスを展開している理由だと言えます。

そもそもですが、VMware社は名前にも”VM”と付いているだけあって、仮想マシンを中心に様々なソリューションを展開している会社です。




■コンテナはLinux上で動かせるのに、どうしてVMware製品で動かす必要があるのか?

コンテナと言えば、Dockerというソフトウェアによって動くワークロードの単位です。現在ではこのDockerを動かす事が出来るOSは、多くのLinux ディストリビューションやWindowsなども知られています。



コンテナ市場の視点から言えば、これらの企業、製品と比較をした際には後発のVMwareですが、どうしてVMware製品上でコンテナを動かすと良いのでしょうか?実は私坂井自身も、最初に感じた疑問がこれでした。私自身はコンテナの利用経験は無く、物理サーバと仮想マシンまでのインフラについて操作、実装の経験があります。

1. 開発者用のインフラを、既存のVMwareインフラに統合出来る
2. VMwareの知識が利用可能
3. サポートの一元化
4. vSphereでは提供出来なかった機能が使える
5. 新型テクノロジーの開発実績

1つ目は、仮想化環境とコンテナ環境を持つ場合に、VMware環境とLinux環境のように別々の環境を持つ必要が無いという事です。インフラを1つにまとめることが出来ると、リソースのプール化が出来る、互換性の計画がシンプルになる、など利点が豊富にありますね。

2つ目ですが、DockerをLinuxやWindowsで動作する場合と違い、vSphere上で実装することで、そのままVMwareのインターフェイスやコマンドラインが使えます。既に持っている知識をそのまま適用出来る事で、社内エンジニアの教育コストも減ると言えます。もちろん、Kubernetes独自の考え方や用語への理解はどのソリューションを選んでも学習をする必要があります。

3つ目は、社内で取り扱うソリューションの種類が限定的になると、サポート窓口の数、種類もシンプルになりますね。運用保守を行うメンバーの視点では、SLAや契約内容、連絡窓口がシンプルでわかりやすい方が良いと言えます。

4つ目はとても興味深いです。例えばWebサーバをホストしているESXiの場合に、アクセス数が増えたことを受けて自動的に仮想マシンを必要数クローンして、即座に負荷分散を適用して、アクセスバーストに対応するという事は標準的な機能で出来るでしょうか。標準機能以外の部分を使ったり、スクリプトなどをうまく使うことで出来るかもしれませんが、仮想マシンである以上ゲストOSはCPUやメモリ、ディスクなども多く消費します。コンテナであれば、Kubernetesが持つ標準的なスケーリング機能を使う事で、容易にこれを行う事が可能です。また、アプリケーションの無停止アップデートも、Kubernetesが持つローリングアップデート機能を使えば無停止で行えます。

5つ目については、VMwareならではと言えます。VMwareは仮想化インフラを世の中に広めたリーダーです。仮想マシンが世の中に出たばかりの頃は、“仮想マシン?なにそれ?”という印象で見られていました。しかしそれが今やvMotionやvSphere HAのような先進的で無くてはならないようないくつもの機能を世の中に展開してきた実績がVMwareにはあります。このことを考えれば、VMwareは時代にあった形でテクノロジーを最適化して提供出来るだけのノウハウを持っている事は実証済みであり、それはコンテナ市場に置いても同じだろうと言えます。既にvSAN、NSX-Tのような既存ソリューションのコンテナへの適用や、PivotalやCarbon Blackのような企業の製品も統合からもその動きが明らかに読み取れますね。



■仮想マシンしか触ったことがないエンジニアがどうやってコンテナを学習すればよいか?

このことを心配に思うエンジニアの方はとても多いのではないでしょうか。恥ずかしながら私はインフラ系の知識を専門に行ってきた背景から、Kubernetes経験は0です。ということもあり現在のスタートラインは“仮想化は分かるけどコンテナはわからない人”レベルです。ある意味、非常にメジャーなスキルセットの人材だと思います(笑)これは逆に言えば、多くの方と同じチャレンジを持っていますので、同じ目線が持てるわけです。

前置きが長くなりましたが、私が学習をしてみて非常に良かったなという学習リソースをご紹介致します。Kubernetesの公式サイト内に、 “基本を学ぶ“という学習リソースがあります。



上記のメニューから、以下のような基本を学ぶためのチュートリアルにアクセスが出来ます。



チュートリアル内では、日本語による基礎の解説はもちろんですが、下図のようにシミュレーターが魅力的です。タイピングによるコマンド発行はもちろんですがが、画面左側のチュートリアルガイド内のコマンドをクリックするだけで、オートでコマンドが実行されます。もちろん、左側のチュートリアルガイドには掲載が無い操作を実験的に行うことも可能なので、簡単な検証環境として利用が可能です。



なお、上記のコマンドライン部分のシミュレーターは、 “Katacoda”というサービスにて提供されているものです。Katacodaにアクセスをしますと以下のようにDockerやKubernetesの応用ラボも利用が可能です。





■まとめ

いかがでしたでしょうか。コンテナ、KubernetesはVMware系エンジニアにとっては未知の領域だと思います。この記事を通して、なぜコンテナ、どうしてVMwareが、どうやってコンテナを学習、の3つが明らかになった!という人が一人でも多く増えれば幸いです。

最後にですが、当方のブログでもコンテナ環境初学者向けに “VMware系エンジニアがコンテナについて学習してみた – 入門者のための学習リソース編” という記事を投稿しておりますので、よければ是非ご覧ください。



Dell Technologies
エデュケーションサービス
シニア テクニカルトレーニング インストラクター
坂井




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