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 | PowerEdge MXシリーズ登場!



今年のゴールデンウイーク中に開催されたDell Technology World 2018で概要を発表し、早くも約5か月が経ち、大変、お待たせしておりましたが、9月13日よりモジュラー型インフラストラクチャ「Dell EMC PowerEdge MX(パワーエッジ エムエックス)」の提供を開始しました。
プレスリリース: https://blog.dell.com/ja-jp/dell-emc-poweredge-mx/
製品チラシ:https://japancatalog.dell.com/c/wp-content/uploads/MX_1pager_20181025_2.pdf

「PowerEdge MX」は、多岐にわたるデータセンター ワークロードをサポートするように設計されており、今後登場する様々な新しいテクノロジーとサーバーの細分化にも順応する初のモジュラー型インフラストラクチャを提供します。例えば、MX740cの2ソケット コンピューティング スレッドは、既に、vSANにも対応しており、今後の対応範囲の拡大が期待されます。

https://blog.dellemc.com/en-us/vsan-ready-nodes-on-poweredge-mx/

そして、Dell EMC OpenManageエンタープライズ – モジュラーシステム管理(略称はOMEと変わりませんが、“OpenManageエッシェンシャルズ”とは異なりますm(_ _)m…)は、PowerEdge MXシャーシ内のコンピューティング、ストレージ、および、ネットワーク環境に、OpenManage エンタープライズの主要なシステム管理機能を提供します。もちろん、OpenManageモバイルにも対応しており、オプションでQuick Sync2 や タッチスクリーンのLCD を搭載する事ができます。


それでは、新しいデザインのインフラストラクチャですので、今回は基本的なご質問に答えていきましょう。

質問1:PowerEdge MXとは何ですか?
回答:Dell EMC PowerEdge MXは、新たに設計された高性能のモジュラー・インフラストラクチャーであり、お客様が柔軟にシステムを構成できるようにします。PowerEdge MXは、Dell EMCのキネティックインフラストラクチャで設計されており、高密度仮想化、SDS、ネットワーキング、HCIなどの幅広い一連のソフトウェア定義ワークロード、および、大規模なデータ分析環境など、多くのワークロードに最適なモジュラー型インフラストラクチャです。


質問2:キネティックインフラストラクチャとは何ですか?
回答:キネティックインフラストラクチャは、ユーザー要件を満たすためにさまざまな組み合わせで選択して組み立てることができるコンポーネントを定義する用語です。コンピューティング、ストレージ、ネットワークのファブリックリソースを、オンデマンドの割り当てと再割り当てで使用できる共有プールに分割することができます。キネティックは、モジュール式設計のメリットをもたらし、構成の柔軟性を個々のストレージデバイスにまで拡張し、将来的にはストレージクラスのメモリ、GPU、FPGAなどのメモリ中心のデバイスに至るまで拡張します。
https://blog.dellemc.com/en-us/making-composability-kinetic/


質問3:PowerEdge MXでどのようなオペレーティングシステムとハイパーバイザーがサポートされていますか?
回答:以下のOSをサポートしています。
• Microsoft Windows Server 2016 / 2012 R2
• Red Hat Enterprise Linux 7.5 / 6.9
• VMware ESXi 6.7 / 6.5 U1
• Canonical Ltd. Ubuntu 16.04.4
• Citrix XenServer 7.1 CU1
• SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3

質問4:MX7000シャーシとは何ですか?
回答:PowerEdge MXの基盤となるMX7000シャーシは、需要に応じて消費可能なリソースを作成するために、サーバーとストレージのブロックを分散しています。 電源、冷却、ネットワーキング、I/Oを共有し、シャーシ内の管理機能により優れた効率性を実現します。
• フロントアクセス可能な8つのスロットを備えた7Uモジュラーエンクロージャ
• 低遅延、低コスト、25Gb Ethernet、12Gb SAS、32GbファイバチャネルI / Oオプション
• 最大10台のシャーシをサポートするマルチシャーシネットワーキングのためのスケーラブルなファブリックアーキテクチャ
• 少なくとも 3つの次世代のインテル サーバー・プロセッサー・マイクロアーキテクチャーをサポート
MX7000:https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/povw/poweredge-mx7000


質問5:PowerEdge MXのコンピューティング スレッドはどのような物がありますか?
回答:高密度コンピューティング、大容量メモリ、豊富なストレージサブシステムオプションを備えたPowerEdge MX740cは、仮想化、コラボレーティブ、ソフトウェア定義のワークロードに理想的です。 PowerEdge MX7000シャーシには、最大8つのMX740cスレッドを取り付けることができます。
PowerEdge MX840cは、データベースを利用するミッションクリティカルなアプリケーション用途やパフォーマンスワークロードのための柔軟なコンピューティング リソースで、4ソケット(ダブルワイド)のスレッドです。
MX740c:https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/povw/poweredge-mx740c
MX840c:https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/povw/poweredge-mx840c


質問6:PowerEdge MXのストレージソリューションとは何ですか?
回答:ダイレクトアタッチストレージの場合、最大7台のPowerEdge MX5016ストレージスレッドをMX7000シャーシに収容して、MX7000シャーシあたり112台のドライブを提供できます。 ソフトウェア定義のストレージ、データベース、高密度仮想化ワークロードに適しています。PowerEdge MX5016s は、最大16台搭載可能な2.5インチホットプラグ対応の12Gbps SASストレージスレッド(シングルワイド)です。1つまたは複数のサーバーに個別にマップすることが可能です。

※ただし、共有ストレージの構成の場合に制限事項があります。
• 現在、PERCではサポートされていません(HBAのみ)
• 2つのHBAを搭載した4ソケット コンピューティング スレッド(MX840c)ではサポートされていません

質問7:PowerEdge MXはどのI/Oモジュールをサポートしていますか?
回答:次のイーサネットおよびファイバチャネルI / Oモジュールが提供されています。
• MX9116nファブリックスイッチングエンジン – マルチシャーシファブリックスケーリング機能を備えた高性能でスケーラブルなL2/L3 25GbEファブリック スイッチ

• MX7116n ファブリック 拡張 モジュール – 複数のシャーシにまたがるファブリック帯域幅の拡張に役立つ低遅延の25GbEファブリック エクスパンダ

• MX5108n イーサネット スイッチ – シングルシャーシ構成の経済的なソリューションであるエントリレベルの高性能25Gbイーサネット ブレード スイッチ

• MXG610s ファイバチャネル スイッチ – 大規模ストレージエリアネットワーク用に設計された高性能32Gb Brocade Gen 6ファイバチャネルスイッチ

• パススルー モジュール – 2つのイーサネットパススルーモジュール(10GBase-Tまたは25GbE)がサポートされます。 それぞれは、16個の内部サーバー対応ポートと16個の外部ユーザー対応ポートを提供します。


最後に、ToR機能を兼ね備えたPowerEdge MX ネットワーキング構成をご紹介します。ファブリックスイッチエンジン(FSE)とファブリック拡張モジュール(FEM)を冗長化構成とし、従来のラックサーバーとモジュラーネットワーキングを混在することができます。すべてのサーバーとストレージがMX7000のファブリックスイッチングエンジンに接続します。MX7000同士もファブリック拡張モジュールで接続され、すべてのデバイス間の通信は、ファブリックスイッチングエンジン内に維持されます。これにより、一つの管理ポイントでネットワークセキュリティを管理し、コストの削減とパフォーマンスや遅延を改善します。
将来的には、PowerEdge モジュラー、および、ラックサーバーを一つのインターフェースで管理できるようになります。(将来予定)


多くの新しい機能を搭載したPowerEdge MXの製品概要をご紹介致しました。今後も、サーバーの新しい機能をご紹介していきたいと思います。ご期待下さい。

パートナーセールスエンジニア
山田 尚敏



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