情報ガイドステーションメニュー
| VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~管理編~ |
少し前回投稿から時間が空いてしまい申し訳ありません!(汗) 最終回はVxRail+Smart Fabric Servicesで管理するとはどう言うことなのかをご紹介したいと思います。ここまでの準備~導入についてご覧になられていない方は以下のリンクからご参照下さい。 <過去の記事> なぜサーバ/仮想化SEが「ネットワーク力」を付けなければならないのか? https://japancatalog.dell.com/c/isg20190516/ VxRailは自動化の中心プロダクトに進化した! (v4.7.100+Smart Fabric Services) https://japancatalog.dell.com/c/isg20190528/ VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~準備編~ https://japancatalog.dell.com/c/isg20190612/ VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~導入編~ https://japancatalog.dell.com/c/isg20190624/ ホーム画面 OpenManage Network Integration for VMware vCenter(以下OMNI)をデプロイすると、vSphere Web ClientのホームページにOMNIのショートカットが表示されます。ここをクリックするとOMNIのホーム画面を表示することができます。 ここでは以下のことが確認できます ● スイッチクラスタを構成するノードの情報(シリアル番号) ● スイッチOSバージョン ● ライフサイクルステータス ● ファブリック上のネットワークセグメント(VLAN)の一覧 ESXiホストのネットワーク情報① 各ESXiホストの監視タブにもOMNIの情報がいくつも追加されます。まずは物理的なネットワークインターフェースと物理ネットワークスイッチの関係性の情報です。この情報を見れば物理的な接続状況を簡単に確認することができます。 ● 物理アダプタ ● 割り当て済み仮想スイッチ情報 ● MACアドレス ● 接続先物理スイッチ情報 ● ネットワークスイッチ ● シリアル番号 ● 物理ポート番号 ESXiホストのネットワーク情報② 論理スイッチ(スイッチタブ) 次に仮想スイッチと物理アダプタの関係性の情報です。割り当てられている物理アダプタと仮想スイッチをESXiホスト視点で確認することができます。 ● 仮想スイッチ ● 仮想スイッチ名 ● MTU設定 ● 割り当て済み物理アダプタ名 ● Uplinkポート情報 ESXiホストのネットワーク情報③ 論理スイッチ(ポートグループタブ) 仮想スイッチ情報のもう1つの情報はポートグループ情報です。このESXiに割り当てられているポートグループ名、VLAN IDの一覧を確認することができます。 ● ポートグループ ● ポートグループ名 ● VLAN ID情報 ESXiホストのネットワーク情報④ 論理スイッチ(仮想マシンタブ) 仮想スイッチ情報の最後の情報は仮想マシンについての情報です。選択しているESXiホスト上で稼働している仮想マシンの一覧を確認することができます。 ESXiホストのネットワーク情報⑤ OMNI最後の情報は物理ネットワークスイッチの詳細情報です。ESXiホストが接続している物理ネットワークスイッチの一覧、そのステータスやリンクアップスピード、接続している物理ポートに割り当てられているVLAN IDなどの詳細情報を確認することができます。 ● 物理スイッチ ● オンボードステータス ● 管理ステータス ● インターフェースステータス ● オートネゴステータス ● 現在の接続スピード ● MTU ● Natvie VLAN ● ネットワーク ● ネットワーク名 ● ネットワークユニークID ● VLAN ID ポートグループのVLAN変更に自動的に追従 導入時はVxRailのセットアップウィザードとSmart Fabric Serviceが連携してネットワークスイッチの自動構成されることはご説明している通りですが、この自動設定は運用時においても行われます。 例えばポートグループの追加や既に構成されているポートグループの変更をvSphere Web Client上で行うだけで、物理ネットワークスイッチ側もそれに追従しVLANの構成を変更していきます。以下のイメージではVxRailに標準で構成されている分散仮想スイッチにポートグループ(VLAN 200)を追加しています。これは物理スイッチ側の作業無しに自動的にVLANが追加されていることを示しています。※デフォルトで設定されている「vCenter Server Network」ポートグループは変更しないで下さい。※ ノードの追加/削除にも自動的に追従 VxRailはディスクなどのパーツ単位でのアップグレードができる非常に柔軟なHCIアプライアンスですが、スケールアウトでの拡張実績もかなり増えてきています。シームレスに拡張できるHCIはらくちんですよね。 そんなノード追加とリプレース時のノード削除のときにもネットワークスイッチの管理が伴うものなのですが、Smart Fabric Serviceであれば「新たにノードが接続されたポート」や「ノードが取り外されたポート」を自動的に検知して、必要なネットワーク構成を自動的に施すことができます。例えば以下のイメージでは4番ポートにノードを新しく接続して拡張する前後の状態を示しています。このときももちろんネットワークスイッチの設定は行っていません。 以上の通り、VxRail 4.7.xからvSphere Web Clientと統合されたVxRailの管理情報と共に、ネットワーク側の情報が一元的に管理できるようになるSmart Fabric Serviceは、管理性を向上させることはご理解頂けたのではないかと思います。例えば部分的なパフォーマンス不具合や不可思議な挙動のときにSmart Fabric Serviceが有効な環境であれば、ネットワーク的な不具合や偏りを確認することは容易ではないでしょうか。もちろん、設定漏れなどのオペレーションミスを防ぐにも役立つはずです。 是非VxRailを検討される場合は弊社ネットワークスイッチPowerSwitchと共にSmart Fabric Serviceの利用もご検討下さい。 パートナーセールスエンジニア 石塚 智規 バックナンバーなぜサーバ/仮想化SEが「ネットワーク力」を付けなければならないのか?VxRailは自動化の中心プロダクトに進化した! (v4.7.100+Smart Fabric Services) VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~準備編~ VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~導入編~ VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~管理編~ |
タグ: HCI, Network, OpenManage, PowerEdge, Smart Fabric Services, VMware, vSAN, VxRail, システム管理, ハイパーコンバージド