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| BOSSが新しくなったってよ! | |
Boot Optimized Storage Solution-S2のご紹介 |
みなさま、こんにちは。もうだいぶ昔にBOSSを紹介する記事を書いてみたのですが(調べたら3年ほど経っていました)、この度BOSSの新しいモデルが登場しました。実は少し前にひっそりと登場していたのですが、ほとんど知られておらず知る人ぞ知る存在になっていることと思います。今回はこの新しくなったBOSSについてご紹介していこうと思います。BOSSが何のことかわからない方は、以前ご紹介した記事をご覧いただいてから、こちらの記事をご覧いただくと話が分かりやすいかと思います。 BOSSはPowerEdgeサーバーではOSのブートデバイスとして選択いただけるパーツですが、PowerEdgeサーバーをベースとした主に各種HCI製品については、標準搭載されているパーツになります。旧モデルのHCI製品ではSATADOMがブートデバイスとして搭載されていましたが、このSATADOMは冗長構成が取れずいわゆるシングルポイントだと言われておりました。SATADOMが壊れるとOSがブートできなくなりノードがダウンした状態となってしまっておりましたが、BOSSはM.2 SSDが冗長化されておりRAIDを組むことができるため、SATADOMを使用している時のようなことにはなりません。サーバーのローカルディスクを効率的に利用して性能を引き出すことができるHCI製品においては、耐久性・耐障害性があるブートデバイスの選択が重要な要素になっていることと思います。また、OSのインストール先を確保するためにディスクスロットを消費してしまうのはデータ用に利用できるディスクスペースが減ってしまうこととなり構成の自由度が下がってしまうことになりますが、そこをクリアできる製品がBOSSといえると思います。他社の製品でもM2.SSDを搭載できる製品は提供しているようですが、ブートデバイスとして利用できるOSに制限があり、利用できるケースが限定的なようですが、弊社のBOSSは搭載可能なサーバーの種類も多く、BOSSがサポートしているOSも種類も多いのが特徴かと思います。HCIの提案ではなくても広くご提案・ご利用いただけるパーツといえると思います。 そんなBOSSがS2という語尾がついて新しくなったのですが、何が変わったのでしょうか? 見た目が変わったこちらの記事でご紹介している通り、BOSSはサーバーに内蔵するタイプのパーツになっています。BOSS-S2はちょっと違います。下の図を見ていただければわかりますが、M.2キャリアーというものに搭載され、ハードディスクに搭載されるキャリアーのようなものに載っていることが見て取れます(以下の図の2の箇所)。BOSSのカード(モジュール)にM.2 SSDが搭載されている点は変わりませんが、BOSSカード自体がM.2キャリアーなるものに載った点が以前のBOSSとは異なります。搭載される場所が変わったここが一番大きな変更点です。以前はPCIスロットを1スロット分専有する形で搭載しており、サーバーの上蓋を開けなければ取り外しができなくなっておりましたが、電源の横に配置されるデザインとなりました。BOSS-S2モジュールベイが配置され、上蓋を開けなくても外側から取り外しができる形になっています。取り外しが容易になりましたが、このモジュールを引っ張ったら簡単に外れしまうようでは困ります。このモジュールはねじ止めされておりますので、簡単に外れないようになっていますのでご安心ください。以下の図はサーバーの背面を示したものになりますが、搭載位置が電源モジュールの横になっていることがよくわかるかと思います。 LEDが搭載されたBOSS-S2カードに搭載されたドライブのステータスをLEDで確認することができるようになりました。エラーがないかLEDで簡単にステータスが確認できるのはいいですよね。ホットプラグ対応BOSSはOSがインストールされたブートデバイスであるため、サーバー稼働中にM.2 SSDを交換するというのは現実的ではないような気もしますが、仕様としてはBOSS-S2からホットプラグに対応しております。ということで、以前のBOSSからの主な変更点をご紹介しましたが、「よし、BOSS-S2を選んでみるか!」と思われた方にお伝えしなければならないことがあります。BOSS-S2が搭載可能なPowerEdgeサーバーですが、搭載可能な機種が限定されており、現状(2020年11月現在)はPowerEdge R6525とR7525という2機種のみとなっております。今後は搭載可能な機種が増えていくものと思いますが、現状は上記の2機種(CPUがAMD製のもの)となりますので、ご提案を検討される場合にはご注意いただければと思います。 また、BOSS-S2でサポートされているOSの情報についてもOS毎に個別に確認が必要となっておりますので、こちらもご注意ください。試しにvSphereでのサポート状況を確認してみましたが、現状(2020年11月現在)vSphere6.7U3以降のバージョンがサポートされているようです。 BOSS-S2について、より詳細な情報を確認したいという方は、以下の情報をご参照ください。 Dell EMC PowerEdge Boot Optimized Storage Solution – BOSS-S2 Dell Technologies Boot Optimized Storage Solution-S2 ユーザーズ ガイド いかがでしたでしょうか。私もまだ実物を触ったことはないので、公開されている情報をベースにご紹介させていただきましたが、今後実物に触れる機会があったら触ってみて(物理的にも触れてみたい)、使用感をレポートしたいと思っておりますので、今後の記事にもご期待いただければと思います。 パートナーセールスエンジニア 川奈部 真 2020/12/02 関連記事はこちらBOSSってなんだろう?~PartnerSEつぶやきブログ~BOSSが新しくなったってよ!Boot Optimized Storage Solution-S2のご紹介 BOSSが新しくなったってよ!触ってわかったBoot Optimized Storage Solution-S2の魅力 BOSSについてのよくある質問 |