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| エッジ環境に適した高耐久性コンパクトサーバー | |
PowerEdge XR11、XR12 概要編 |
■目次1.序章2.開封の儀 3.命名規則 4.主な特徴 5.ラックに搭載してみた(42U Rack) 6.ラックに搭載してみた(6U Rack) まとめ 1.序章こんにちは!今回は、シュナイダーエレクトリック株式会社様のラボ環境をお借りしてPowerEdge XR11の箱開けからラック搭載、EcoStruxure IT(エッジ機器の管理)を検証しました。本ブログで内容をレポートいたします。 2.開封の儀分かっていましたが、やっぱり小さいなぁ~というのが箱を見た最初の印象です。一般的な1U、2Uサーバー機器の箱より小さく、NW機器の箱より少し大きいかなという感じです。 私が普段使っている13インチサイズのラップトップXPS13と並べてみました。小さい!! 3.命名規則PowerEdge XR11が耐久性に優れているのはeXtreme Ruggedファミリーの製品だからです。・PowerEdge XR11 → 1プロセッサー(ソケット)、1Uモデル ・PowerEdge XR12 → 1プロセッサー(ソケット)、2Uモデル 4.主な特徴Ice Lakeプロセッサーが搭載できます!(Platinumも一部構成可)GPUも乗ります!詳細なスペックは以下をご参照ください。 ・PowerEdge XR11 Spec Sheet ・PowerEdge XR12 Spec Sheet シャーシの寸法は以下マニュアルが見やすいです。Spec Sheetの補完情報としてご参照ください。 ・PowerEdge XR11 シャーシ寸法 ・PowerEdge XR12 シャーシ寸法 I/Oポートの向き(前面、背面)を選択できることも大きな特徴と言えます。 ・リアポートアクセス(ノーマルエアフロー) ← 一般的なサーバー構成 ・フロントポートアクセス(リバースエアフロー) ← 一般的なサーバーでは出来ない構成 PowerEdge XR11、12は、以下のとおり、どちらかI/Oポートの向き(前面、背面)を選んで構成することが出来ます。 ※電源ボタンの位置が違います。(リアポートは右、フロントポートは左) ※購入後のI/Oポートの向き(前面、背面)については構成変更が出来ませんのでご注意ください。 PowerEdge XR11、12は、データセンターだけではなく様々な環境(オフィスフロア、工場、艦船など)への設置を想定して設計されています。そのため、様々なラック(小型ラック、NWラックなど)に搭載できることが求められます。こうした背景から、コンパクトな大きさであったり、I/Oポートの向き(前面、背面)が選択できる仕様になっております。 5.ラックに搭載してみた(42U Rack)以下ラックに搭載してみました。使用する機器は以下です。ラック 42U Rack: APC型番: AR3130 / Dell ASKU: A7579424 サーバー PowerEdge XR11 フロント ポート アクセス(リバースエアフロー) 一般的なラックの場合、ラック前面側にはケーブリングスペースがないので、ラック前面側に搭載しないといけない場合は、フロントポートアクセス(リバースエアフロー)よりリアポートアクセス(ノーマルエアフロー)の方が良さそうです。 6.ラックに搭載してみた(6U Rack)以下ラックに搭載してみました。使用する機器は以下です。ラック 6U Rack : APC型番: AR106V / Dell ASKU: AB117663 サーバー PowerEdge XR11 フロント ポート アクセス(リバースエアフロー) このラックの場合、ラック自体のエアフローの流れが前面吸気、背面排気だったためラック背面側への搭載は行いませんでした。(ラックとサーバーのエアフローがぶつかってしまうため) 42Uラック同様に、フロントポートアクセス(リバースエアフロー)よりリアポートアクセス(ノーマルエアフローの方が良さそうです。 ※あとで分かったことですが、以下のようにラックの前後を入れ替えることによってラック前面側にケーブリングスペースを確保することが可能です。 また、本検証で使用したラックより小型の以下ラックなどにも搭載可能なことが確認できました。 ・AR3100X717 (Dell Branded 42U Rack 600mm x 1070mm / Dell ASKU : A7522216) ・AR3104X717 (Dell Branded 24U Rack 600mm x 1070mm / Dell ASKU : A7522217) ・AR3103 (12U Rack 600mm x 1070mm / Dell ASKU : AA743423) ・AR3106 (18U Rack 600mm x 1070mm / Dell ASKU : AA743801 他のラックへの搭載確認については担当営業へお問い合わせください。 まとめ最後までお読みいただきありがとうございました。PowerEdge XR11、12の特徴をご理解いただけましたでしょうか。実際、見て触ってみると色々な気付きが得られました。 繰り返しになりますが、I/Oポートの向き(前面、背面)については購入後に構成変更ができませんので以下設置環境を考慮した上で選定ください。 ・ラック自体のエアフローの確認(エアフローの向きがぶつからないように合わせる。) ・フロント ポート アクセス(リバースエアフロー)の場合、ケーブリングスペースを事前確認する 情報ガイドステーション上のエッジプロダクトページはこちらです。 以下切り口で情報を纏めております。本ブログと併せて是非ご活用ください。 ・市場/ユースケース ・ポートフォリオ ・周辺機器 ・Edgeセキュリティ ・Edge管理 ・事例 ご不明な点等ございましたら、各営業担当までお問い合わせください。 次回は、「運用編」にてEcoStruxure ITを使用した管理手法についてご紹介いたします。 パートナーセールスエンジニアリング本部 中村 智宏 中野 修 製品本部 システム周辺機器部 水口 浩之 草間 雄大 2021/12/10 関連記事はこちら情報ガイドステーション | Edgeエッジコンピューティングの実現に向けた実装環境について <事例紹介>エッジコンピューティングのインフラ課題と解決方法について ITインフラ設備管理にお困りですか? 『遠隔監視サービス』が便利です! 簡単!!端的!!便利!! IT EcoStruxureによるデバイス監視サービスの紹介 |