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 |  簡単!!端的!!便利!! IT EcoStruxureによるデバイス監視サービスの紹介

   
       
   
       





ご覧いただきありがとうございます。
シュナイダーエレクトリック株式会社 エッジ&エコストラクチャー事業開発本部の渡辺です。

近年では、デジタル技術を駆使することで、ビジネスモデルの変革や競争力の向上を実現するに取り組む企業が増加している傾向にあります。つまり、これがデジタルトランスフォーメーション(DX)の時代と言われています。
そこで今回は、DX推進にお役立ちできる「EcoStruxure IT Expert」をご紹介させていただきます。







【目次】

■ EcoStruxure IT Expertとは?
■ ダウンタイム要因と現場担当者のお悩み
■ EcoStruxure IT Expertの特徴
■ EcoStruxure IT Expertを利用するユーザのメリット
■ EcoStruxure IT対象機器と導入手順について
■ 最後に・・・





■ EcoStruxure IT Expertとは?

DX推進のため、各企業がシステム構築を行う際に、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器、ITインフラ機器を揃える必要があります。
サーバー・ストレージの運用・管理するための監視システムは普及していますが、ネットワーク機器やITインフラ機器の運用・管理できるシステムを導入することで、機器トラブルを未然に防ぎ24時間365日安心・安全にシステム運用することが可能になります。
例えば、データセンターでは、各機器のセンサーやメーターからデータ収集し、機器監視と資産管理を行い、さらにはキャパシティプランニング/シミュレーションすることで運用の最適化を計画します。

ここでいうITインフラ機器は、無停電電源装置(UPS)だけでなく、ラック、PDU、監視カメラ、空調機器などを含みます。そういった機器を一元的に監視できるソリューションがEcoStruxure IT Expertです。
EcoStruxure IT Expertの他にも IT資産管理とプランニング可能なEcoStruxure IT Advisorやシュナイダーによる24×7監視サービスのEcoStruxure Asset Advisorもありますが、今回はEcoStruxure IT Expertの特徴やメリットを紹介します。





■ ダウンタイム要因と現場担当者のお悩み

EcoStruxure IT Expertでどのような具体的な問題を解決してくれるのか?
まずは現場での問題見てみると以下のようなものが挙げられます。



出典:Ponemon Institute
このうちUPSのバッテリー切れや水・熱・冷却機器の故障というファシリティ機器の故障といった原因が36%になります。その原因として、環境・電源・冷却の監視が行われないことが多いです。また、UPSの故障はある程度運用で防げることも多いです。
問題点のうち25%がUPSのバッテリー切れということで、ITインフラ機器への問題対応も必要になってくると言えます。即座にバッテリーを交換するにしても、注文に時間がかかることもあるため、早急な問題解決が困難なケースがあります。

また、実際のIT管理側・サービス提供側から以下のような現場の悩みがあります。

IT管理側
担当者
障害は、電源などファシリティの原因が多い。
でも、システム側とファシリティとの故障の切り分けが難しくて。。。
エンジニア
サーバーの集約化も進んで、仮想化されたシステムがほとんど。電源や温度など、物理環境の状態がわからないと、障害対応が難しいことが増えましたね。


顧客サービスを提供している側
サービスマネージャー
お客様にUPSの管理サービスも提供しているが、付加価値を提供しつつバッテリー交換や運用コスト削減の効率化できないのか?
経営層
顧客のリテンションのためにも、障害の要因が多い、物理環境や電源の監視を提供できれば、障害対応の幅も広がるし、付加価値も提供できる。でも、投資はできるだけ抑えたいな。


UPS管理の効率化・付加価値や物理環境の状態の明確化といった現場の悩みがあり、そういった現場の悩みをEcoStruxure IT Expertは、具体的に以下のような特徴で実際にユーザの悩みを解決していきます。
・各拠点のデバイスを一元に管理
・ITインフラ機器の状態の見える化
・アセスメントによるUPSのヘルスチェック
・携帯アプリ利用可能






■ EcoStruxure IT Expertの特徴

・各拠点のITインフラ機器を一元に管理
物理的に離れた拠点それぞれに、ITインフラ機器の監視をするとなる場合、各拠点にITエンジニアを派遣することになります。EcoStruxure IT Expertはクラウド上で各機器を一元に管理するため、現場に人材を派遣することなるく、いつどこでも各拠点のITインフラ機器の状態が運用・管理できます。



・ITインフラ機器の状態の見える化
あまりIT運用に詳しくない人にも機器の状態を分かりやすく画面表示します。ユーザフレンドリーな画面表示により、ユーザ側が迅速に物事を判断し、対応することをサポートします。
各拠点が地図上で視覚的に分かりやすくし、かつどこの拠点にどんな機器を何台置いてあるのかすぐに検索することを可能にします。さらに、各機器のステータス(電力/入出力、チャネルバランス、稼働時間等)が、簡単に把握可能です。


※画像はクリックで拡大できます


・アセスメントによるUPSのヘルスチェック
UPS ヘルスチェックやライフタイムアラームをはじめとするユーザの重要なアセットを分析することにより、インフラストラクチャを最適化します。ライフタイムアラームや UPS データをCSV ファイルとしてエクスポートすれば、独自のレポートも作成可能です。
UPS のヘルススコアから情報を得て、その改善方法に関するガイダンスの受信が可能です。


※画像はクリックで拡大できます


・携帯アプリ利用可能
Webブラウザだけでなく、携帯アプリで随時ITインフラ機器の運用・管理が簡単にできます。携帯アプリで操作できる機能は、①アラーム確認(ダッシュボード/アラーム履歴)②センサー(機器とセンサーデータ確認/データ履歴注1)③インシデント(ステータス確認/追跡/オンラインチャット/従業員当番状況確認)注2
注1: 8日間のデータをアプリで確認できます
注2: インシデントはEcoStruxure Asset Advisor対象機器のみ利用可能です。










■ EcoStruxure IT Expertを利用するユーザのメリット

・一元管理できるため、少ない人数でもマネージメント可能。
物理的に離れた各拠点にITエンジニアを派遣することなく、最小限の人数でITインフラ機器の運用・管理を簡単に実現可能になります。機器のファームウエアアップデートも簡単に実行可能です。



・いつどこにいてもデバイスの状態を監視可能
いままでであれば、物理的に離れた拠点ごとの状況は、現場に行かないとわからないです。EcoStruxure IT Expertを利用することで、各拠点の機器情報をクラウド上に収集しているため、いつどこにいても機器の状態(アラーム、アセスメント)を確認することができます。これにより、迅速な障害対応や早めのUPSバッテリー交換の実現が可能になります。



・UPSのバッテリー交換時期が予測でき、次年度の予算を組みやすい
EcoStruxure IT Expertのアセスメント機能により、UPSのバッテリー寿命が予測できるため、来年度に必要なバッテリー交換費用を見積もることができ、来年度の予算にどれだけの費用が発生するか見通しがしやすくなります。さらに、現場で突発的なバッテリー交換の対応が不要になり、前もってバッテリー交換を行うことが可能になります。








■ EcoStruxure IT対象機器と導入手順について

導入に向けて必要な要件を3点ご説明いたします。

① ITシステム(お客様側):監視対象の周辺機器を用意
【対象機種】
● UPS ※
DELL Smart-UPS RTシリーズ / DELL Smart-UPSシリーズ / DELL Smart-UPS SRTシリーズ / Smart-UPS XL / Smart-UPS SM SMT/ Smart-UPS SMX / Smart-UPS SRT / Smart-UPS RT /Symmetra LX / Symmetra RM
● ラック周辺機器 ( PDU / ATS / NetBotz )
Rack PDU Metered / Rack PDU Switched / Rack ATS / NetBotz

※Dell Smart-UPSシリーズ ラックマウントタイプはNetwork Management Cardが搭載されていますが、その他のモデル(5000VA以下)については、Network Management Card 2 (AP9630J/AP9631J) もしくは Network Management Card 3(AP9640J/AP9641J)の搭載が必要です。5000VA以上のUPSには、AP9631JもしくはAP9641Jが標準搭載されております。
※上記にない機器との接続についてはご連絡ください。

② クラウド環境の準備:EcoStruxure IT Gatewayの登録・設定・接続
詳細については下記の記事に記載しております。合わせてご参考ください。
ITインフラ設備管理にお困りですか? 『遠隔監視サービス』が便利です!

③ EcoStruxure IT Expertの申し込み
UPSやEcoStruxure IT Gatewayの設定が出来ましたら、EcoStruxure IT Expertに加入いただきます。監視対象ノード数ごとに型式をご用意しております。なお、EcoStruxure IT Expertは年間契約のため、契約年数分の数量が必要です。

型式※ 製品名
SFTWES5-DIGI EcoStruxure IT Expert 5 ノード 1 year
SFTWES10-DIGI EcoStruxure IT Expert 10 ノード 1 year
SFTWES25-DIGI EcoStruxure IT Expert 25 ノード 1 year
SFTWES50-DIGI EcoStruxure IT Expert 50 ノード 1 year
例: UPS DLRT5KRMXLJOS5 x 5台, DLT1500RMJ2UNC x 5台を5年間契約
ノード対象10台×5年間のため、SFTWES10-DIGI x 5 式が必要です。

※最大1500 ノードまでご用意しております。50 ノード以上については別途お問合せください。






■ 最後に・・・

EcoStruxure IT Expertは、お客様にとって分かりやすいインターフェイス(クラウドやアプリ)を活用いただくことで、いつでどこでも機器を簡単に運用・管理を行うことができます。また、単なる遠隔監視だけではなく、DXを促進やOPEX削減にも貢献に活用いただけます。
Dell Technologies社のサーバーを遠隔監視と合わせ、インフラ周辺機器の遠隔監視も是非ご検討ください!

2021/10/08


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