情報ガイドステーションメニュー
| 次世代PowerEdgeサーバーでの 「MLPerf」 ベンチマーク結果を公開 |
以前に紹介した機械学習ベンチマーク 「MLPerf」 についてですが、早速次世代PowerEdgeサーバー(PowerEdge R750xa、XE8545)でのベンチマーク結果が公開されました。 ※次世代PowerEdgeサーバーの特徴についてはこちらを参照。 現在 「MLPerf」 の管理は MLCommons に移管され、今後もユーザの必要性に合わせてベンチマークのカバー範囲も拡充されていく予定です。 MLCommons https://mlcommons.org/ja/ 今回展開されたブログは、最新バージョン 「MLPerf™ Inference v1.0」 でのベンチマーク結果となります。 <Introduction to MLPerf™ Inference v1.0 Performance with Dell EMC Servers> https://infohub.delltechnologies.com/p/introduction-to-mlperf-tm-inference-v1-0-performance-with-dell-emc-servers/ 本ブログではデータセンター環境向けに設計されたオフライン、サーバー(シナリオ)に焦点を当てています。 「MLPerf™ Inference v1.0」 ベンチマークの分類と基準(満たすべき目標精度)は上図となっております。 今回はこの中から Resnet50、SSD-Resnet34、BERT、RNN-T、3D-UNetのベンチマーク結果が公開されております。 ハードウェアは次世代サーバーの PowerEdge R750xa、XE8545 に加え、NVIDIA社のハイエンドGPUを最大10基搭載可能な 「DSS8440」 サーバーを使用しており、それにNVIDIA社の最新アーキテクチャであるAmpere GPU(A100 / A40)を複数台搭載しております。 また、ベンチマーク実行手順についても公開されておりますので、今回の観察された結果(それに近い値)を再現することが出来ます。 <Running the MLPerf™ Inference v1.0 Benchmark on Dell EMC Systems> https://infohub.delltechnologies.com/p/running-the-mlperf-tm-inference-v1-0-benchmark-on-dell-emc-systems/ このベンチマークの結論としては、同じGPU・枚数を搭載していれば、Dell EMCのサーバーは他社サーバーと比べても非常に高い水準でパフォーマンスを発揮することが明記されております。その中でも 「PowerEdge XE8545」 は特に高いパフォーマンスを発揮しております。 この 「PowerEdge XE8545」 には非常に大きな特徴があり、製品設計の初期段階でNVIDIA社と連携することにより、この製品に限っては高性能なA100(NVLink対応)80GB GPUを(空冷のまま)消費電力500Wで稼働することを実現しました。これにより、同じGPUモジュールが400Wに制限される他社サーバーと比べ、13~15%高いパフォーマンスを発揮します。この特徴については既に翻訳済のホワイトペーパーを公開しておりますので、是非こちらもご参照下さい。 <「PowerEdge XE8545 パフォーマンス概要」ホワイトペーパーより> https://japancatalog.dell.com/c/wp-content/uploads/Direct-from-Development-PowerEdge-XE8545-Performance-Characteristics_JPN.pdf パートナーセールスエンジニア 中村 智宏 2021/06/24 関連記事はこちら機械学習(ディープラーニング)用の業界標準ベンチマーク「MLPerf」 が登場!次世代PowerEdgeサーバーでの 「MLPerf」 ベンチマーク結果を公開 |