情報ガイドステーションメニュー
![]() |
| サーバー運用を一元化する管理ツール! |
OpenManage Enterpriseの導入 |
皆さまこんにちは! 今回はOpenManage Enterprise(略称 OME)の導入を行います! 使用するバージョンは、OpenManage Enterprise 3.2.1 (ビルド 29)です。 以下記載の内容は予告なく変更される可能性があります。 最新情報は適時ユーザーガイドなどのマニュアルを参照ください。 まずは事前準備ですね。システム要件の確認から行っていきます。 1 事前準備 1.1 最小推奨ハードウェア ![]() 1.2 最小システム要件 ![]() 1.3 ダウンロード 弊社DELL EMCサポートページにアクセスします。 https://www.dell.com/support/home/jp/ja/jpbsd1 ① にサービスタグ番号を入力します。 ② の検索ボタンマークを押下します。 ![]() ③ キーワード欄に「Dell OpenManage Enterprise」と入力します。 ④ に対象のOpenManage Enterprise V3.2.1が表示されます。 ⑤ のダウンロードボタンを押下します。 ![]() 以下zipファイルがダウンロードできました。 zipファイルが約1GBありますのでダウンロード環境にご注意ください。 ![]() zipファイルを展開(解凍)してみると以下ファイルが確認できます。 ![]() 以上でダウンロード完了です。 1.4 導入環境 ハードウェアはDELL EMCのPowerEdge R340、R640を使用します。 OpenManage Enterpriseのovfファイルは、vCenter6.7.0を使用してハイパーバイザー上にデプロイしていきます。 Windows2016はブラウザなどを動かす作業用サーバとして使用します。 それでは、OpenManage Enterpriseを導入して以下、赤破線の範囲を管理する環境を作っていきます。 ![]() 2. OpenManage Enterprise導入作業 2.1 OVFテンプレートのデプロイ ブラウザを立ち上げ、vCenterサーバにアクセスします。 デプロイするESXiサーバを右クリックし「OVFテンプレートのデプロイ」を押下します。 ![]() 2.2 OVFテンプレートの選択 「ファイル選択」ボタンから、「1.3 ダウンロード」でダウンロードした以下ファイルを選択します。 ・openmanage_enterprise.x86_64-0.0.1.ovf ・openmanage_enterprise.x86_64-0.0.1-disk1.vmdk 「Next」ボタンを押下します。 ![]() 2.3 名前とフォルダの選択 仮想マシン名と配置場所は任意です。「Next」ボタンを押下します。 ![]() 2.4 コンピューティングリソースの選択 デプロイするESXiサーバは任意です。「Next」ボタンを押下します。 ![]() 2.5 詳細の確認 ディスク上のサイズを確認します。「Next」ボタンを押下します。 ![]() 2.6 ストレージの選択 デプロイするデータストアを選択します。場所は任意です。 「Next」ボタンを押下します。 ![]() 2.7 ネットワークの選択 OMEと管理対象ノードが通信できるネットワークを選択します。 「Next」ボタンを押下します。 ![]() 2.8 設定の確認 2.2~2.7で選択した設定値を確認します。 「Finish」ボタンを押下します。 ![]() 以上で、OVFテンプレートのデプロイが完了です。 当環境では設定値の選択に約5分、実際のデプロイが約5分。計10分でした。 3. OpenManage Enterprise導入作業時の設定 デプロイ後に若干設定があります。 vCenterの管理画面からOMEの仮想マシンを選択してVMware Remote Consoleを起動します 3.1 ソフトウェア利用許諾の確認 利用許諾を確認後、「Accept」を押下します。 ※スクロールバーを下まで移動しないと「Accept」が選択できません。 ![]() 3.2 パスワードの設定 「Change The Admin Password」を選択します。 ![]() 画面遷移後、「New Password」、「Verify New Password」を入力して「Apply」を押下します。 3.3 IPアドレスの設定 「Set Networking Parameters」を選択します。 ![]() 画面遷移後、「Enable IPv4」を選択します。 以下設定値に任意の値を入力します。 「Static IPv4 IP Address」、「Static Gateway」、「Static Subnet Mask」、「Static Preferred DNS server」 「Apply」を押下します。 3.4 キーボードの設定 「Set Networking Parameters」を選択します。 ![]() 画面遷移後、任意のキーボードを選択します。 デフォルトはUSです。今回はJPとしました。 「Apply」を押下します。 最後に「Reboot the Appliance」から再起動します。 ![]() 以上で、OpenManage Enterprise導入作業時の設定が完了です。 当環境では約5分で設定が完了しました。 次にOpenManage Enterpriseの管理画面にアクセスします。 4. OpenManage Enterprise初期設定・デバイスの検出 4.1 初期設定 ブラウザを起動します。URL欄に「https://OMEのIPアドレス」を入力します。 「ユーザ名」、「パスワード」を入力し「ログイン」ボタンを押下します。 ![]() 初回アクセス時は以下画面になります。 「初期設定」ボタンを押下します。 ![]() 「時間設定」を行います。 手動入力とNTP指定の2通りの設定ができます。 ![]() プロキシの設定ができます。使用しない場合は無設定のまま「完了」ボタンを押下します。 ![]() 以上で初期設定の完了です。 4.2 デバイスの検出 それでは次にOMEで管理するノードを登録していきます。 「デバイスの検出」を押下します。 ![]() デバイスタイプは「SERVER」を選択します。 サーバへの接続方法は「Dell iDRAC」を選択します。 ![]() IP/ホスト名/範囲は「検出するネットワークアドレス」にします。 サービスAPI資格情報は「管理対象iDRACのユーザ名とパスワード」にします。 完了ボタンを押下します。 ![]() 検出は1~2分で完了しました。 以下のとおり2台(R340、R640)のiDRACが検出できました。 ※サービスタグは固有情報のためブログ上はマスキングしました。 ![]() まとめ お読みいただきありがとうございました。今回はここまでとなります。 事前準備、導入、初回設定、デイバス検出まで約1~2時間あれば全て完了します。 途中悩むことも、ハマることない癖のない製品でした。 次回は、今回検出したデバイスに対してどんな管理が出来るか?また、この手の製品で1番利用される監視機能を中心にご紹介をさせていただきます。 是非ご期待ください!! パートナーセールスエンジニア 中野 修 関連記事はこちらサーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManageシリーズの紹介サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterpriseの導入 サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterpriseの設定(監視機能) サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterpriseの設定(ファームウェアカタログ機能とファームウェア更新) サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterpriseの設定(テンプレート機能) サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterpriseのバージョンアップ (v3.2.1 → v3.3.1) サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterprise プラグイン Power Manager サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterprise プラグイン SupportAssist サーバー運用を一元化する管理ツール! OpenManage Enterprise プラグイン Update Manager PowerEdge 管理・監視 Tips まとめ テクニカル BLOG まとめ
|
タグ: iDRAC, OME, OpenManage, OpenManage Enterprise, PowerEdge, システム管理