vCenterからハードウェアもまとめて管理！OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV) 導入編

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	OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV)
	導入編

■目次

1．序章
2．システム要件
3．検証環境
4．OMIVVのダウンロード
5．OMIVVのデプロイ
6．OMIVVの初期設定
7．OMIVVの管理コンソール初期設定
8．vCenterの初期設定
まとめ

■１．序章

皆さまこんにちは！今回はOMIVV導入編をご紹介いたします。OMIVVの概要については基礎編でご紹介しておりますので、必要に応じて事前にご確認ください。

vCenterからハードウェアもまとめて管理！OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV) 基礎編
https://japancatalog.dell.com/c/isg_blog_openmanage-integration-for-vmware-vcenter_01/

■2．システム要件

ハードウェア要件（対象機器、BIOSのバージョン、OMIVVをデプロイするリソース）とソフトウェア要件（対象ESXiのバージョン）がありますので導入前に必ず確認してください。
詳細は以下マニュアルに記載があります。

■OpenManage Integration for VMware vCenter バージョン5.1 互換性マトリックス
https://topics-cdn.dell.com/pdf/openmanage-integration-vmware-vcenter-v51_compatibility-matrix_ja.pdf

■3．検証環境

検証環境は以下の通りです。「2 システム要件」に準拠したvSAN環境をOMIVVで管理したいと思います。

本ブログでご紹介する準備から導入までのフローは以下になります。

■4．OMIVVのダウンロード

以下URLにアクセスします。
https://www.dell.com/support/article/ja-jp/sln311238/openmanage-integration-for-vmware-vcenter?lang=en#Downloads

① 「5.1」を押下します。新規タブが開きます。
② 「ファイルのダウンロード」を押下します。ポップアップが開きます。
③ 「Browser Download」ボタンを押下します。
④ ダウンロードされたzipファイルを確認します。　※約2.5GBのzipファイルです。

⑤ 「DellEMC_OpenManage_Integration.exe」ファイルをダブルクリックします。
⑥ 「次へ」ボタンを押下します。
⑦ 使用許諾契約を確認します。
⑧ 「次へ」ボタンを押下します。
⑨ 「インストール」ボタンを押下します。　※数秒で完了します。

以下のとおり、ovfファイルなどが展開されます。

■5．OMIVVのデプロイ

一般的なデプロイ手順です。※OMIVV特有の手順はありません。

① 「OVFテンプレートのデプロイ」を押下します。
② 以下、2ファイルを選択し「NEXT」ボタンを押下します。
　　・ OpenManage_Integration.x86_64-5.0.0.ovf
　　・ OpenManage_Integration.x86_64-5.0.0-disk1.vmdk
③ 任意の仮想マシン名を入力し「NEXT」ボタンを押下します。
④ OMIVVを配置するESXiサーバーを選択し「NEXT」ボタンを押下します。

⑤ ディスクサイズを確認し「NEXT」を押下します。
⑥ ストレージポリシーを選択し「NEXT」ボタンを押下します。
⑦ vCenterと通信できるネットワークを選択し「NEXT」ボタンを押下します。
⑧ OMIVVデプロイの設定値を確認し「FINISH」ボタンを押下します。

以下のとおりデプロイが正常終了することを確認します。　※約2~3分でデプロイが終わります。

■6．OMIVVの初期設定

デプロイ完了後、OMIVVの仮想マシンを起動します。初期設定はコンソールから行います。

① ユーザは「admin」です。入力して「エンターキー」を押下します。
② パスワードを設定します。対象は「admin」と「readonly user」です。各ユーザ2回ずつ入力します。
　　※パスワードポリシーは、8文字以上、数字、記号、大文字、小文字が含まれている必要があります。
③ 「successfully」を確認します。

④ 時刻設定を行います。「Date/Time Properties」ボタンを押下します。
⑤ 時刻とタイムゾーンの設定を行い「OK」ボタンを押下します。
⑥ ネットワーク設定を行います。「Network Configuration」ボタンを押下します。
⑦ 「Wired connection1」を選択し「歯車マーク」を押下します。
⑧ 「IPv4 Setting」タブを押下します。
　　・ Method：「Manual」を選択します。
　　・ Addresses：「Address」、「Netmask」、「Gateway」、「DNS server」を入力します。
　　・「Require IPv4 addressing for this connection to complete」にチェックを付けます。
　　・「Save」ボタンを押下します。

■7．OMIVVの管理コンソール初期設定

① ブラウザを開きURLに「https://OMIVVのIPアドレス」を入力し「エンター」を押下します。
② 「新規vCenter Serverの登録」を押下します。
③ 「vCenterサーバーのFQDN」、「ユーザ名」、「パスワード」を入力し「登録」ボタンを押下します。
④ vCenterサーバーの情報が登録されたことを確認します。

■8．vCenterの初期設定

① vSphereクライアント（vCenter）にログインします。
メニューに「OpenManage Integration」が追加されました。「OpenManage Integration」を押下します。

② 「OMIVVプラグインへようこそ」画面が開きます。「はじめに」ボタンを押下します。
③ 対象のvCenterを選択し「次へ」ボタンを押下します。
④ 「ホスト資格情報プロファイルの作成」ボタンを押下します。
⑤ 「ホスト資格情報プロファイルの作成」画面が開きます。「はじめに」ボタンを押下します。

⑥ 任意のプロファイル名を入力します。
⑦ iDRACの「ユーザ名」、「パスワード」を入力します。「証明書チェックの有効化」ボタンにチェックを付けます。
⑧ ホストルートの「ユーザ名」、「パスワード」を入力します。「証明書チェックの有効化」ボタンにチェックを付けます。
⑨ 関連ホストを選択し「テスト開始」ボタンを押下します。終了後、「完了」ボタンを押下します。

⑩ ホストプロファイルが追加されたことを確認し「次へ」ボタンを押下します。
⑪ 「インベントリのスケジュール」を開きます。
⑫ 「インベントリデータ取得の有効化（推奨）」にチェックを付けます。曜日を選択し「適用」ボタンを押下します。
⑬ 「保証データの取得を有効化（推奨）」にチェックを付けます。曜日を選択し「適用」ボタンを押下します。

⑭ アラームを有効にします。イベント通知レベルを選択し「次へ」ボタンを押下します。
⑮ 「終了」ボタンを押下します。

設定は以上です。

設定が完了すると、「ホストおよびクラスタ」の対象ホスト画面で「DELL EMCロゴ」とハードウェア情報が参照出来るようになります。

■まとめ

お読みいただきありがとうございました。今回はここまでとなります。

基礎編、導入編と読んでいただきOMIVVの理解が深まっていれば幸いです。
vCenter＋PowerEdgeサーバーの環境でしたら、是非OMIVVの導入をご検討ください。
次回は、応用編をご紹介したいと思います。

パートナーセールスエンジニアリング本部
セールスエンジニア
中野修

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