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  OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV)
応用編①(Proactive HA)

   
       
   
       
   
    





■目次

1.序章
2.「vSphere HA」と「Proactive HA」の違いとは
3.Proactive HA構成
4.Proactive HA動作確認
まとめ



■1.序章

皆さまこんにちは!今回はOMIVV応用編①(Proactive HA)をご紹介いたします。
OMIVVの概要については基礎編でご紹介しておりますので、必要に応じて事前にご確認ください。
https://japancatalog.dell.com/c/isg_blog_openmanage-integration-for-vmware-vcenter_01/

Proactive HAとはvSphere 6.5で実装されEnterprise Plusライセンスで利用できる機能です。
この機能を利用するには、サーバベンダーが提供している「Proactive HAプロバイダ」が必要になります。

デル・テクノロジーズが提供している「Proactive HAプロバイダ」がOMIVVになります。
ということでProactive HA機能を使用するにはOMIVVが必須になりますので今回是非覚えてください!!

導入編で使用した環境を引き続き使用します。
https://japancatalog.dell.com/c/isg_blog_openmanage-integration-for-vmware-vcenter_02/

環境以外にも、「2.システム要件」に記載している「互換性マトリックス」は要チェックです。
サポートされるサーバー等の記載があります!!



■2.「vSphere HA」と「Proactive HA」の違いとは

「vSphere HA」と「Proactive HA」は機能名に“HA”がついているとおり両方とも可用性を向上させる機能です。
違う点は可用性の階層になります。以下をご覧ください。

vSphere HAは ホスト障害 に対応するHA機能です。
ESXiホストサーバーに障害が発生すると、稼働していた仮想マシン(VM)は、同一vSphere HAクラスタ内の正常なESXiホストサーバーに移動します。(移動の際、仮想マシンの停止→起動が必要)



Proactive HAは パーツ障害 に対応するHA機能です。
パーツ障害が発生した時に障害情報をProactive HAプロバイダ(OMIVV)が検知しvCenter Serverに通知します。vCenterはProactive HAの構成内容をDRSへ連携し仮想マシンを移行します。パーツ障害が発生したESXiホストサーバーは設定によって例えばメンテナンスモードに推移しパーツ交換が出来る状態にしておくことも出来ます。Proactive HAは、こんな動きをしてくれる良い機能です。(移動の際、仮想マシンの停止は不要)



HA保護出来るパーツは以下のとおりです。(ファン、電源モジュール、内蔵SDカード)
※vCenter管理画面 「メニュー」-「OpenManage™ Integration for VMware vCenter」-「設定」-「Proactive HAの重大度を上書き」より抜粋(ここでProactive HA イベントの重大度を変更します)





■3.Proactive HA構成

vSphereの可用性設定変更画面からProactive HAをONにします。

① ステータスバーを右に移動して「ON」に変更します。
② ③は補足※1を参照の上選択します。



補足※1



設定の組み合わせについてマニュアル上に推奨値はなかったのですが、仮想環境のリソースに余裕がある場合は、「自動:メンテナンスモード」の組み合わせ。リソースに余裕がなく、いきなりメンテナンスモードは困るという時は「手動:検疫モード」の組み合わせが良いと思います。
これに限ったことではありませんので各システムの非機能要件に合わせた最適な組み合わせをご選択ください。
ちなみに、「混合モード」は軽度な障害には検疫モード、重大な障害にはメンテナンス モードを適用するという動きをしてくれます。

④ Proactive HAプロバイダは「Dell inc」を選択します。
(OMIVVが無いと、この設定画面がグレーアウトしていてProactive HAをONに出来ません)



Proactive HA設定後はこんな感じでインベントリが表示されます。





■4.Proactive HA動作確認

Proactive HAが正常に動作するかテストしてみます。
vcsa-test01という仮想サーバーが稼働しているvsan-node2.domain.localというESXiサーバーの電源モジュール2本(PS1、PS2)の内1本(PS1)抜線します。

電源モジュールの冗長性が低下したことを検知しました。



仮想サーバー「vcsa-test01」がDRSによって以下のように移動しました。

 「vsan-node2.domain.local」 → 「vsan-node3.domain.local」



電源モジュール障害が発生したESXiサーバーがメンテナンスモードに推移しました。



パーツ障害が発生しメンテナンスモードになると、こんな感じでインベントリが表示されます。



Proactive HAの設定も簡単でしたし動作確認も簡単に実施することができました。
あとは、Proactive HAが動作したことを検知する必要がありますね。vCenterの監視設定に加えてハードウェアの監視設定も実施することをお勧めいたします。以下記事も是非参考にしてください。

PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ アラート設定方法
http://japancatalog.dell.com/c/isg20180627/

サーバー運用を一元化する管理ツール!OpenManage Enterpriseの設定(監視機能)
https://japancatalog.dell.com/c/openmanage-enterprise_monitoring/

ハードウェア保守の手間から解放!「Dell EMC SupportAssist」のご紹介~SupportAssist導入編
https://japancatalog.dell.com/c/isg_blog_supportassist_02/




■まとめ

お読みいただきありがとうございました。今回はここまでとなります。

パーツ障害が発生したESXiサーバー上で仮想サーバーを動かすのがNG。
ハードウェア交換を一刻も早く実施したい。メンテナンスモードにするために仮想サーバーを手動で移動させたくないなどの場合はDRS + Proactive HAの組み合わせが最適です。運用にかかる工数を減らせます!

次回は、vSphere Lifecycle Manager (vLCM)をご紹介したいと思います。
OMIVVは、PowerEdgeサーバーに加えvSAN Ready Nodeをサポートします。
vLCMを使用することによってvSAN Ready Nodeの管理性が比較的に向上します!

こちらも是非読んで頂ければと思います。


パートナーセールスエンジニアリング本部
セールスエンジニア
中野 修



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