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OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV) | |
■目次1.序章2.OMIVV概要 3.vSphere Lifecycle Manager (vLCM) まとめ ■1.序章「OpenManage Integration for VMware vCenter」をご存知でしょうか?略称は「OMIVV」(呼び名は、オー・エム・アイ・ブイ・ブイ)です。 製品名称のとおり、VMware社が提供するvSphereを用いた仮想インフラを統合管理するvCenterにデル・テクノロジーズが提供するPowerEdgeサーバーを統合管理するOpenManageを統合した製品です。 つまり、OMIVVを使用するとvCenterの管理画面からPowerEdgeサーバーの管理をすることが出来るようになるのです。 世の中に広く普及しているvCenterは多くの運用管理者の方が既に使用されているユーザインタフェースだと思います。 その手慣れた管理画面から物理サーバー層の管理まで出来るというのは、とても大きなメリットになると思います。 ■2.OMIVV概要vCenterは知っているけどOMIVVは知らないという方向けに、OpenManageシステム管理のポートフォーリオについてお話したいと思います。OMIVVは、OpenManage Enterprise(OME)を使っているんでしょ?と、ちょこちょこ質問をいただくことがありますが、これは間違いです。 以下図の通りOpenManage Integration for VMware vCenter(OMIVV)はOMEと連携なく独立した製品になります。 ご参考:サーバー運用を一元化する管理ツール!OpenManageシリーズの紹介 構成要素は以下になります。 物理サーバー、VMware ESXi上に名前解決が出来る状態のvCenter環境を用意します。 OMIVVはvCenterと通信出来るVMware ESXi上にデプロイします。つまりOMIVVは仮想マシンとして稼働します。 ※詳細は次回の導入編を確認ください。 OMIVV管理コンソール上でvCenter情報を登録すると以下ダッシュボードが拡張機能として追加されます。 OpenManage Integration for VMware vCenter(OMIVV)の主な機能です。 デル・テクノロジーズ東京カスタマーソリューションセンターのセンター長がOMIVVの概要を解説したYouTubeがあります!! 静止画だけですとイメージがつきづらいと思いますので、理解を深めるためにこちらの動画をおすすめいたします。 是非見ていただければ嬉しいです。 ~ほぼ5分でわかる~ OMIVVのYouTubeデモ動画 https://youtu.be/wvlHMzzG1rE ライセンスです。 評価ライセンスは、OMIVV アプライアンスの初回電源投入時に自動的にインストールされます。 90日間は、5台のESXiホストサーバーを管理することができます。評価期間以降使用する場合は、期間ライセンスを購入いただく必要があります。 期間ライセンスは以下の通りESXiホストサーバーの台数に応じて購入する必要があります。 ■3.vSphere Lifecycle Manager (vLCM)2020年4月にリリースされたvSphere7の注目すべき機能の1つにvSphere Lifecycle Manager (vLCM)というものがあります。昔からvSphereを触っている方はvSphere Update Manager(VUM)と言ったほうが馴染みあるかもしれません。VUMの後継がvLCMということになります。vSphereのクラスタを対象としたアップグレード機能です。 VMware Cloud Foundation のSDDC Managerの小規模版といっても良いかもしれません。 なぜ、vLCMを取り上げたかというとvLCMを使うにはOMIVVが必要なんです!! vLCMはクラスタ単位で一貫性を持たせたアップグレード(ESXiのパッチ、VIB、ファームなど)を行います。ファームウェアをアップデートするには、Hardware Support Manager(HSM)というハードウェアベンダーが提供する機能が必要になります。それがOMIVVなんです!! 本ブログ執筆時(2020年6月時点)では、この機能を提供できるのは2社だけです。(弊社ともう1社) ■まとめお読みいただきありがとうございました。今回はここまでとなります。vSphere7がリリースされたあたりからOMIVVについてご質問いただくことがものすごく増えました。 基礎編ということで本ブログを見てOMIVVの概要を理解していただけていれば幸いです。 次回は、導入編をご紹介したいと思いますので更に理解を深めていただけると思います。 パートナーセールスエンジニアリング本部 セールスエンジニア 中野 修 関連記事はこちらvCenterからハードウェアもまとめて管理!OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV) 導入編vCenterからハードウェアもまとめて管理!OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV) 応用編①(Proactive HA) vCenterからハードウェアもまとめて管理!OpenManage Integration for VMware vCenter (OMIVV) 応用編②(vLCM) PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ はじめの一歩 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ 初期設定 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ 管理画面概要 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ 仮想コンソール機能 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ ログ取得概要 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ アラート設定方法 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ Support Assist概要 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ バックアップ概要 PowerEdgeで簡単システム管理 ~iDRAC編~ ライセンスキーの適用 サーバー運用を一元化する管理ツール!OpenManageシリーズの紹介 PowerEdge 管理・監視 Tips まとめ どーなってるの!?vSphere 7 を超速解剖! vSphere 7 What’s New ~vSphere 7 の4大アップデートポイント~ テクニカル BLOG まとめ PowerEdge YouTube集 |
タグ: iDRAC, OME, OMIVV, OpenManage, OpenManage Enterprise, PowerEdge, vLCM, VMware, VMware Cloud Foundation, vSphere 7, vSphere Lifecycle Manager, vSphere Update Manager, システム管理