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 |  無停電電源装置(UPS)とは?
      大切な機器やデータを守る役割があるんです!

   
       
   
       





数ある記事の中から、このページを選んでいただいて誠にありがとうございます!

はじめまして。シュナイダーエレクトリック株式会社(旧APC) アライアンス営業本部 坂本と申します。
当社はフランスを代表する電機メーカで、DELL様とのお付き合いは、APCの時代から数えてもう30年近く経ちます。DELLブランドのUPSとラックは当社からのサプライ品で、IT周辺機器(UPSのみならず、ラック、PDU、遠隔監視など)を一緒に提案させていただいています。
  DELL UPSを購入する4つのメリットはこちら


ところで、皆様は普段どのようなことをIT周辺機器に求めていますか?
(価格ですか?それとも機能重視?はたまた構築の容易さやサポートですか?やっぱり、特になし?)

いろいろな考えがあると思いますが、たくさんの企業とお付き合いをされている皆様にとっては、
・どんな製品が、今回の提案に適しているのか?
・お客さんにとってのメリットはなんだろう?
・そもそも構成とか提案内容とか、間違ったらどうしよう?
などと、考えらえることが多いのではないでしょうか。

そこで!!!
このブログでは、近年話題になっているソリューションを中心に、皆様にお役立ちコンテンツをお届けしようと思います!

初回としては、「そもそも、なんでUPSが必要なの?」というトピックスを取り上げます。
最新事情も盛り込んで説明しますので、既にご存じの方もぜひご覧ください。




■目次

● UPSとは?
● どんな電源障害があるの?
● どんな機器を保護したらいいの?どんなシーンで必要なの?
● どんなUPSがあるの?



● UPSとは?

UPSは、Uninterruptible Power Supplyの略で、無停電電源装置とも言われています。
停電などの電源障害が発生した際にIT機器に電力を供給することでデータや機器の破損を防ぐことを目的とした装置です。
パソコンの電源はブチ切りしたら壊れるよ!」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
その理由は、パソコンをはじめとするサーバーやストレージなどのIT機器は、突然電源を落とすとデータが壊れたり、機器そのものが故障したりというトラブルに見舞われるからです。

そんなトラブルを避けるために、電源障害発生~安全にシステムを停止させる時間、UPSで電力をバックアップします。
必要に応じてシャットダウンソフトウェアを使い、シャットダウン信号(安全に機器が停止するための停止命令)をIT機器に送ることもできます。




● どんな電源障害があるの?

人によっては、「日本は電源品質もいいし、UPSなんて必要ないよ。」と言われることもあるかと思います。ですが実際は、台風や大雪などで送電線が切れたり、電力の使い過ぎでブレーカーが落ちたりするケースがあります。ここでは、どのような電源障害があるかを説明します。

種類 停電 瞬時停電 電圧変動
(サージ、スパイク)
ノイズ
発生原因

・自然災害や電力設備損傷による発電・送電設備のダメージ
・供給能力以上の電力供給によるに給電停止
・ビル等の設備トラブル

・電力会社による送電線の切替

・落雷などによる急激な電圧上昇

・落雷や電機設備(発電機/無線機器/産業用機器)によるノイズ干渉
影響 ・メモリやキャッシュデータ損失
・データ損失
・メモリ停止
・システムロック
・システムクラッシュ
・システム損傷
・データ破損
・ハードウェア破損
・プログラム/データファイルの不具合
・エラー発生


東京電力によると、1981年~2019年の間、停電回数は平均0.16回、停電時間は平均16.9分にも及んだようです。主な原因としては、台風やゲリラ豪雨、豪雪、震災などの自然災害のほか、鳥の巣作りや車両衝突による設備損傷などもその原因だったようです。(カラスで停電とは本当のようです)

それ以外でも、「電気の使い過ぎ」や「作業員のミスよるブレーカー断」も停電の要因です。
ケーブルに足が引っ掛かった」「配線を間違えた」「電気機器を一度に使いすぎた」など経験されている方も多いのではないでしょうか。

また、去年からはテレワークが広まり、家庭での電気使用量が増えている方も多いと思います。ブレーカーが落ちるなど、家庭での停電の危険性は無いとは言えません。特にデスクトップPCを使われている方には「しまった!データが消えた!」とならないように、UPSの準備をお勧めしています。




● どんな機器を保護したらいいの?どんなシーンで必要なの?

次に、どんなIT機器にUPSが必要なのかを説明します。
ほとんどのIT機器が対象になりますが、基本的には「データや機器が壊れて困るモノ」を保護します。
以下が保護対象となる機器の一例です。

PC/ワークステーション
PC・ワークステーションは、オンライン化が進み様々な用途で使われるようになっています。
全ての用途に・・・とまでは言いませんが、重要性の高いデータ/システムにはUPSによる保護が必要です。
例としては、動画編集、アプリ開発、VR/MRシステム、ディープラーニング(AI/ML)、CAD制作、医療システム、などがあります。株取引やゲームなどでも使用されています。
サーバー
システムが故障し、顧客にメールが送れない」「データ破損によりアプリケーションが停止し機会損失が発生」など、たった一瞬の電源障害であっても、データ破損/機器故障を引き起こすことで膨大なコスト損失へと繋がります。
システム基幹であるサーバーだけではなく、ストレージシステムも電源断が発生すると記憶領域の損傷を受ける可能性が高いと言われています(記憶領域がハードディスクからメモリへ移行している現在、データのリカバリが難しくなっていますので、ますます止めないことが重要です)。
さらにデジタル化が進むことでITシステムが多様化し、UPSも高可用性、柔軟性などが求められています。ハイパーコンバージドインフラ(HCI)、エッジコンピューティング、マイクロデータセンターなどがその例にあたります。
今後、それらもブログに掲載していきますが、まずはHCI対応についての過去記事がありますので、こちらをご参考ください!
ストレージ
ネットワーク機器
意外と見落としがちなのが、ネットワーク機器です。ご想像の通り、ルーターやハブが壊れると、ネットワークが停止します。
例えば、小売業を始めとするPOSやストアコンピュータ、監視カメラなどネットワークを通じて複数拠点と繋がるオンラインシステムでは安定したネットワーク環境が求められています。
また、多数拠点でない場合でも、NASとサーバーが連携しているシステムではネットワークが遮断された場合、データの読み書きは行われずシステムエラーに繋がります。
IoTやDXといったデジタル化が広まる時代だからこそ、ネットワーク機器をUPSで保護することが重要視され始めています。




● どんなUPSがあるの?

現在DELL Technologies社では下記のUPSをラインアップしています。
750VA~5000VAまで、ネットワーク標準対応モデル、バッテリー拡張対応モデルなどと、用途に合わせた提案が可能です。(DELL UPSを購入する4つのメリットはこちら



その他、シャットダウン・ソフトウェア(PowerChute)に、ラックやPDU(Power Distribution Unit/ 配電ユニット)、遠隔監視ソリューションなどを含めた周辺機器全体が用意されています。
お困りごとは是非、以下の問い合わせフォームからご相談ください!

●お問い合わせフォーム
https://japancatalog.dell.com/c/messagewrite/

次回からは用途・ソリューションに沿ったお役立ち情報を投稿していく予定です。引き続きご覧いただけると幸いです!
ここまでお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。



2021/02/15


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